今日の人吉市は朝早くから重たい霧に覆われ、気温も早朝6時頃より8時頃のほうが低いのではないかと思われるほど今年最低の2.5度だった。7時頃球磨川の中州にある中川原公園で球磨川流域におけるヤマセミ生態観察の大先輩辻先生と合流。最近のヤマセミの行動に関してウォーキングをしながら説明を受けた。先生ほどではないが、おかげで今日の歩数は15,000を超えた。
8時過ぎに別れた後しばらく中川原公園附近でヤマセミの姿を追ったが、大橋付近に現れるヤマセミ個体は人吉城址から飛来するものらしく、日によって全然違う方向に出るので的を絞りにくいとのこと。右岸なのか左岸なのか判らないため200mある川幅を行ったり来たりもできず苦労するようだ。独特の鳴き声も朝の通勤の車の騒音、川の瀬の流れの音がうるさくなかなか聞こえづらい。
その点他のポイントのほうが慣れてしまうと判りやすいようだ。辻先生が素晴らしい画像を撮られる理由は毎日歩かれる2万歩余りの徒歩努力に尽きるようだ、とても自分には真似できない。
今日は結局全部検証すると数時間かかるので一部のみご紹介。ただ1300カット以上撮れているし、今まで判らなかった飛翔中に敵に襲われた場合水中にダイブして逃げるシーンを4回連続でくまなく撮影できたので大収穫と新発見が有ったことは胸を張ってご報告できる。
また、成鳥なのにダイブして木の枝を咥えてきてバトントワラーのように咥えなおしたり、岩に叩き付ける練習を正面からアップで撮れたりして普段の3日分以上の成果が有った!これは朝6時にお参りした矢黒神社の御利益だと思っている、感謝!既に初日にして今回の経費の元は取れた感じだ、非常に気分がよい、お酒を飲める人なら何度も乾杯するところだろうがアルコール分解酵素がまったくない身としては残念至極。こういう時はいつも人生を半分損している気になる。
誰でも良く撮るパターンの典型、岩どまり直前の姿勢。岩に体が掛かっていないのは久しぶりに撮れた、ラッキーだった。
川辺川でもホバリングしてくれた。
そのホバリングからのダイブは体をひねって見事な餌のキャッチだった。
このメスは2度ほど目の前で水中から木の枝を咥えて戻ってきた。
このように枝を何度も咥えなおしていたが、まさかぐるぐる回す練習をしているのではないとは思うが・・・・。
今日のハイライトはこのカラスに4度も追い詰められて水中にダイブして見事に逃げおおせるシーン。夕方の光の中でかろうじて確認できる画像が4回とも撮れている。良く精査してからブログにアップ予定。今まで判らなかったヤマセミ生態・行動の疑問のいくつかが解決したような気がする。