2013年11月12日火曜日

Another defecation scenes of Crested kingfisher at Kumagawa river area. 球磨川流域におけるヤマセミのその他の接近脱糞行動。

I took several photographs of another defecation of Crested Kingfisher at Kumagawa river area. Both case of defecation was same pair of the Crested kingfisher's performances.

 先日の球磨川本流のヤマセミ雄による一連のパフォーマンスの中に有った、撮影者の私に接近してきて目の前で脱糞をするという行動が実は初めてではない事は既報の通り。レポートを読まれた方からその前のケースの画像は有るのかというメールを頂いたので、あえてこの場で公開したい。その一つの方は「川辺川・球磨川流域の山翡翠」の写真集の最後部に掲載しても有るので手にした方はご覧になれよう。

前半は、先日の一連のオスのつがいの相方の雌。この個体の行動を最初に視てシャッターを押している最中は完全に偶然の賜物と神に感謝した程度だった。しかし東京に戻って画像を振り返って一コマづつ確認すると、実は確信犯なのではないだろうか?という疑問が湧いてきた。

 その理由は、この個体は当然この場所を縄張りとしており、今まで数々のパフォーマンスを提供してくれていたのだ、良く知った相手と言って良い。更にこのメスは以前目の前の堤防の縁に2度ほど早朝来た事がある個体だった。

これは東京に帰ってから確認した一連の動作の最初の動き、架線からダイブを開始。
 
このカットまでに5カット連写されているがくちばしを開いていない。ヤマセミが採餌の為にダイブする際は最初からくちばしを少し開けている。これは写真集にも掲載したとおりだ。
 
ダイブからそのまま滑空してこちらが居る堤防の前まで飛んできた。普通は脅威を感ずる相手(人間や犬、猫など)が居る場合は大きく避けて留まる。
 
そのままこちらがカメラを構えている前に留まり、ほんの2秒ほどこちらを覗った。
 
その後、チョコチョコと歩きながら向きを変えて、ご覧の通り「ピッ!」とやらかした。
 
こちらは、翌日のオスの方のケース。この際は水にダイブして水中からのフライトで、やはりこちらに向かって飛んできて目の前の川舟の錨に留まった。昨日のメスほどの近さではないが、決して普通ヤマセミが近寄る距離ではない。そうして此のオスこそ今回の連載で再び近寄ってきて脱糞したあのオスなのだ。この場所で縄張りに非常にウルサイヤマセミの他のつがいが行動することはとても考えられない。
 
明らかにこちらを覗って、安全を確認しているかのようだった。昨日と違って雄である事は胸の褐色模様で明らか。この際相方の雌は架線上に留まったままだった。
 
その後、お尻をあげて「ピッ!」とやった。2日続けて川のこちらの堤防までやって来て夫婦で脱糞する意味には何かがあるのかと思えてしょうがない。他の動物の縄張り主張の匂い付けなのだろうか?今後もデータを取ってみたい。