熊本市内の奇跡の湖(といっても大きな湧水池のような感じ)で、スズメの親が幼鳥に餌を与える場面に遭遇したので早速シャッターを押した。スズメだって立派な野鳥の一種。珍しい野鳥や遭い難い野鳥ばかり撮影していると身近な野鳥の生態を忘れがちなので今回はこれをレポートしておきたい。
しかし、どの野鳥に興味を持つかは個人の勝手・自由。タンチョウばかり追い掛けている人もトキばかり、あるいはコウノトリばかり追い掛けている人も居る。それはそれなりの理由があるので、そういうスタイルで特定の野鳥への接し方をする人を非難したり差別してはいけない。猛禽類専門に生態を観察する人も居れば、カラスの生態を、あるいは水鳥のみの生態を丹念に追い掛ける人も居る。
今年の日本自費出版文化賞のグラフィック部門で特別賞を受賞された香川県の平沢修氏はミサゴの画像を12万カット撮影された中から「水上の狩人ミサゴ大全」を出版されたもの、全くその努力には頭が下がる。撮影努力される方と、それを評価・批評する人では立場も考え方も異なって十人十色、色々な野鳥への接し方を尊重したいものだ。
野鳥に接する方法には色々なスタイルが有り、どれが正しくてどれが間違いなどという排他的な考えは慎みたいと思っている。これは英国に居る野鳥愛好家の友人と、ハワイ在住の野鳥写真家とも理念の共有を確認し合っている事だ。
まだ嘴が黄色い幼鳥の餌をねだる勢いは半端ではない。
この場面を猛禽類が襲えば一発で終わりという感じだが、周りへの警戒をしているのか否かこちらの方が心配してしまう。
視ていると一応均等に餌を与えているようだが・・・。
幼鳥が餌を貰いウケて咥える時に鳴き止むため・・・。
それに感づいた別の幼鳥がすっ飛んでくる、何とも生存競争のすざまじさよ!