東京都の三鷹市は、その名のとおり猛禽類、特にタカ系が多い。オオタカ、ハイタカ、ノスリ、ツミ。ワシ系はいないが、時々トビも舞う。ハヤブサ系はハヤブサ、チョウゲンボウは共にいるがタカほどはいない。
そういった環境下でカラスの存在は異常と思えるほど多い。特に国際基督教大学の杜には相当数が生息しており、その行動範囲は野川流域は勿論の事、三鷹市住宅街にまで広範囲に及んでいる。
それが理由なのか、三鷹市の高圧線鉄塔の最上部にはタカ・ハヤブサを模したデコイがカラス除けとして数多く設置されている。
ヤマグルミを電線上から道路に落として割って中身を食べたり、いい加減な包装で捨てられた家庭ごみを引きずり出してむさぼるなど頭脳が非常に発達しているカラスのはずなのだが、猛禽類に襲われることが多い為か、タカやハヤブサに対する恨み・警戒心は異常とも思えるほどだ。
最近、この高圧線鉄塔上のカラス除け猛禽類デコイをやたら執拗に攻撃するカラスに遭遇。能力が高いカラスならば、一発でデコイ=偽物と解りそうなものなのに数十分間鳴き声を上げて狂ったように攻撃していた。天敵猛禽類を見た途端我を忘れたのだろうか?
よくカラスが猛禽類をモビングするが、猛禽類が本気を出した時の怖さをカラスは知っている。
それを利用してカラスの集団騒音・糞公害を防ぐためにデコイが設置されている。
ところが此のデコイを偽物と知ってか知らずか
狂ったようにカラスが攻撃をしていた。
後ろから
前から・・。
もう狂ったように攻撃する姿を見て呆れてしまった。