2023年4月1日土曜日

団塊世代は野球の本場、あの米国が日本の全国高校野球大会を真面目に分析中と聞いた。 Baby boomers heard that America, the home of baseball is seriously analyzing Japan's national high school baseball tournament.

  WBCの余韻冷めやらぬ中、いつ始まってたの?的な地味な今回の春のセンバツ高校野球大会、昨日の準決勝で兵庫の報徳学園があの外人部隊で形成される大阪桐蔭を逆転で破った。

 以前からこのブログでは高校野球の強豪校が地元出身者ではなく、全国から優れた野球選手(=外人部隊)を集めて強い混成チームを作ることを憂いて来たが、昨日の準決勝戦でそういった悪しき傾向が崩れ始めていることに喜びを感じた。

 というより、終わったあのWBCで優勝した我が日本チーム選手には大阪桐蔭出身者が一人も居なかった事をご存じだろうか?筆者的にはそれが一番驚きだったし、嬉しかった。


 大学時代サッカーに明け暮れ、神奈川県知事杯優勝(1971年和歌山国体・神奈川代表権獲得)、関東甲信越国公立大学選手権優勝など野球とは違ったスポーツに勤しんだ筆者だが、このWBCの期間中は中継を色々なメディアで観ながら応援し続けていた。

 昨日の準決勝の両校の出場メンバーを見ても、未だに大阪桐蔭は18名中8名(44%)しか大阪出身者がいないのに対し、兵庫報徳学園は14名(77%)の地元出身者で出場している。

 要は、大阪桐蔭は相変わらず地元大阪以外から越境してきた外人部隊が半数以上10名もいるって訳で、大阪代表という名が「真っ赤な嘘」であるという事なのだ。


 MLBですら試合遅延を防ぐため投手や打者に対し時間制限を設けたり、極端な守備シフトを禁じたり「改善・改良」を重ねているのに、日本の高野連は旧態然とした「悪しき習慣」を改善しようとしない。今のままでは大谷選手やヌートバー選手のような純真な野球好き・野球小僧は育たないのではないだろうか?

 全国高校野球大会を主催する「高野連」と朝日新聞社、毎日新聞社といった大手メディアはこの辺りをもう一度初心に帰って「開催理念」を考え直した方が良いのではないだろうか?