ここ数ヶ月、生成系AIに関して情報が世界中を飛び交っている。
この傾向は、昨年末の「生成系AIの代表”ChatGPT”スタートからたった1か月で世界の1億人が利用し始めた」という報道により、「IT,AI関連に詳しいと自認している世界各国の一般電脳先駆者たちが「試し始めた」のだろうと思っている。
もちろん筆者などはそういう人たちからはるかに遅れてやって来た電脳未熟者だ。特に今は7月に予定されている首都圏で初めての写真展へ出展する「作品?」の掘り出しで毎日PC液晶画面と10時間にらめっこしているので、「今、話題になっている生成系AIに自分も早く接しないと、この分野で遅れていると言われるんじゃないか?」のノリで、先を争って実際体験し実感する余裕はない。
その代わり、特にTVメディアが「凄いんです!”ChatGPT”スタートからたった1か月で世界の1億人が利用し始めた新しい対話型AIなんです。」と衝撃度や話題性の面のみを前面に、普段からそれほど最近のAIに関して造詣も深くないコメンテーターが「さも詳しい面」をしてうんちくを述べるのが気になって仕方がない。
テレ朝の玉川徹、フリーの池上彰などを筆頭に感染症・コロナからウクライナをはじめ世界の戦争、教育問題、芸能界、サッカーワールドカップ、WBC世界野球に至るまで「何でも知っている・しゃべくる人間百科事典」を自認する輩たち。
TVメディアはもう各ジャンルに関しての専門家だけに喋らせてほしい。この手のコメンテーター達がどれほど事実では無い事を情報発信し、嘘をつき茶の間の無邪気な国民を誤った方向へ導いてしまっているか?
そういう意味から考えると、毎日の放送を録画でもしていない限り、その場限りで消えてしまう刹那的な「放送で言った事、報じた事」だらけのTVと違い、アナログの印刷物として残る「新聞」というメディアは慎重にウラ取りをして、幾人ものチェックを経た上で「本当の専門家の解説・コメント」掲載してくれているので、筆者はいつも重用している。
そんな新聞メディアが、どれだけこの生成系AIに関して詳しい報道をしているかを調べようと思って、「主要新聞デイリーの主要記事とその紙面占有率」をGoogle検索してみたが、そういったサイトや比較データは全然何も出てこない。仕方がないので、実際の主要新聞を4紙取り寄せて最近1週間の記事を比較してみたら、「読売新聞」が一番充実して社を上げてこの件に関して深い突っ込みをしていた。
今は自分で”ChatGPT”などを導入・体験する時間がないので「写真展」が終わる7月後半からしっかりと実地体験して判断評価をしてみたい。ただ、筆者は昔から新しい技術・特にデジタル便利機能に関しては「石橋を二度叩いて、なおかつ人が10人くらい渡った後」でないと信用しない性格なので相当時間はかかるだろう。
小さい頃から、人に後れを取るなど恥とも何とも思わないし、自分を見失いう方に危機感と恥を感ずる性格なのでこれで良いと思っている。「お前、万博まだ行ってないの?俺はもう行ったぜ!」に腰が浮くタイプではない、1970年のあの大阪万博だって行ったのは最終日だもの。推して知るべき・・・だ。
で、前置きが長くなったが、読売新聞全国版のここ4日間、第1面・2面でこの生成系AIに関しての専門家それぞれの解説・予想を特集しているのでご紹介。