2022年11月21日月曜日

ヤマセミの新写真集の編纂中に出てきた野鳥画像その9「右目が二つあるシジュウカラ」 Wild bird image that came out while editing a new photo collection of kingfishers Part 9  "A great tit with two right eyes"

  久しぶりに雨の週明け、ちょっとドキッとする画像を発見してしまったので、「野鳥の面白い・珍しい生態」を主目的にしている当ブログとしては、ご紹介しない訳にはいかない。

 簡単に言えば右目が上下に二個付いているシジュウカラの画像を発見してしまった。左目はちゃんと1個ある様だ。

 数十万カットある野鳥画像の中から何故こんな画像が掘り起こされてきたかというと、このブログのおかげでもある。というのも、秋で紅葉シーズンなので、紅葉の中でたたずむ野鳥たちの特集をしようと思い、2006年頃からの野鳥画像を再チェックしていたのだ。

 2006年から2009年までの間は筆者がまだヤマセミの魅力に取りつかれていなかったので、数多くの種類の野鳥をそれぞれ探鳥ツアーや普通の旅行の際に撮影していたのだ。

 場所は2007年奈良とデータが示している。2005年愛知万博「愛・地球博」の実施後、早稲田の研究室で開発した「植物の二酸化炭素吸収リアルタイム実験装置」があちこちの環境イベントから呼ばれ、出張を兼ねて全国を渡り歩いていた頃の撮影と思われる。

 この実験装置は、名古屋はもちろん、広島、長崎、松山、お台場の日本科学未来館、ドバイでの環境イベントなどにも遠征している。

 話が逸れたが、この全国周りの途中、奈良へ赴き平城遷都1300年記念事業」の奈良県と市の実行委員会に呼ばれて奈良県庁に顔を出した時の出張のついでの撮影と思われる。

 場所はどう考えても県庁から歩いて行ける奈良公園。多分シカ達に囲まれての撮影ではないだろうか?

 モミジの葉の下でメジロやエナガと一緒に行動するシジュウカラを撮影したもの。

 全部で連写5カットあるが、そのうち4カットが右目側、1カットが左目側を撮れている。撮影はオリンパスE-510で、PB262452~46の5カット、1/400 でシャッターを切っている。

 以前撮った日前後には当然見ていたが、手振れで眼が上下にダブって見えたのだろうと思い込んでいた。しかし昨日「何かおかしい?」と思い、すべてのカットをチェックしたら全部に眼が2個づつ写っているではないか!これは手振れとかいう撮れ方ではないと判断!ご紹介するに至ったわけだ。

 撮影時のブレであれば紅葉もブレる。シジュウカラが頭を動かしてのブレならくちばしや頭の輪郭線もブレるはず。しかし眼以外はブレていない・・眼だけがブレる訳がない!




ここまではトリミングしたり見易い様に単純な画像処理をしたもの。


この2枚は撮った画像そのままサイズダウンしただけのもの。

自分としても初めての経験なのでショックを受けているところ。