2022年11月1日火曜日

団塊世代は11月1日を迎えて、新たな1年間どんどん歩こうと思う。 With November 1st approaching, the baby boomer generation is ready to move forward into the new year.

  数日前、昨年11月1日から計測を始めた歩数計によるデイリー歩数記録を締めてみたところ、10月は3日を残して1日平均1万歩をオーバーしたとご紹介した。

 霧ヶ峰へ野鳥撮影に行った際、都心緑地帯での野鳥観察が10月後半の晴天続きのおかげで頻繁だったためだろう。

 筆者の場合、いわゆるウォーキングと称して健康のためにトレーニングウエアでサッサか歩くような専門的な「歩き」はしていない。

 野鳥撮影や街中での面白い瞬間を写真に残そうと、重たい一眼デジタルカメラにズームレンズを装着したものをデイパックに入れ背負い、コンデジ、いわゆるコンパクトデジタルカメラを懐に忍ばせている。

昨日10月31日紅葉の進む上野不忍池で友の撮影。これが普段の徒歩徘徊スタイル。高尾山へ行く際も大して変わらない。靴は軽登山靴もしくはトレッキングシューズ。デイパックは7~8㎏で、タオル・救急用品、飲料水、コーヒーなどが入っている。スマホやキー類は30年以上前ホノルルで購入したBanana Republic製のコットンベストに入れて肌身離さずだ。

 予備バッテリーなどもそれぞれ持って歩くので総計7~8㎏の負荷が付いた「歩き」だ。もちろん野鳥や被写体を探しながらの歩きなのでスピードは遅い。

 首都圏ではなく地方都市で小学校を4か所、中学校は2か所も転々とした子供の頃、学校までは結構な距離を歩いて通った。クラスメートには1時間歩いて通う子もいた、東京都は生活環境がずいぶん違った。

 社会人になってもデスクワークは勤務時間の20%程度で現場が多く、それもスポーツイベント、大型国際イベントなどのプロデュース、(=企画・運営・実施)がメインなので足で歩くことが非常に多かった。都心のビルの中でエレベーターで上下しデスクワーク主体の勤労者とは根本が違う。

 野鳥撮影以外、35年来の親友の事務所へ頻繁に通うが御茶ノ水駅、ときには九段下から新御徒町まで歩くのを楽しみとしている。

 現役時代は田町のオフィスから新御徒町まで歩いたことも結構多かった。江戸の名所旧跡を観ながらの移動はそれなりに勉強になった。

 一方で写真展・美術展を徘徊することも多い。年間毎日これらを数か所回る評論家も真っ青な友人ほどではないが、好みの催事だけじっくり見て回る。これは気が付くと意外に距離を歩くものだ。



1か月に7~8か所を回る頻度だろうか。

 こういった感じで歩いた結果が年間の歩数データなので、「健康のために歩く」というのとは全く目的も結果も違う。

 前回も述べたが、その人ごとの「1日当たりの適正歩数」は全く違う。第一次産業従事者のそれは第三次産業の都会のビル勤務の会社員とは全然違う。

 繰り返して言うが、こういった個々の特質を無視して一律に「1万歩は歩きすぎ、8千歩が適正」などという理論は愚の骨頂だと思う。自分でそれだけ歩かない人の論理だろう。

グラフデータで判るように自分の体調や天候で歩数には極端な差が存在する。朝起きて愛犬散歩で自分のその日の体調が判るものだ。

 1万歩と8千歩の差は2千歩だ、つまり1.5㎞(不忍池1周強)多く歩いたからってどれだけ健康に影響が出るというのだ?農業・林業・鉱業従事者の歩数に比べたら笑われてしまうだろう。

 健康保持に自分にとって何が一番いいのか今後も日々実践を続けたい。