ネット上で発表した「ヤマセミカワセミ」が大好評で嬉しい限りだ。発表して1か月で800名以上の方々に観て頂けて、なおかつ動物ジャンルや色々なジャンルで上位にランキング頂いていて有難い限りだ。ネット上での公開は大成功だったと思う。残念ながらCANONのこのサイトは年内で閲覧は不可能になってしまう。PHOTOPRESSO そのものが廃止となる為だ。
https://wpb.imagegateway.net/gallery/category/?categoryId=3&orderById=2
大きな反響を頂けて、これほど嬉しいことはない。
ところが、ヤマセミとカワセミが一緒に居る所をこんなに撮れる訳ないだろう?と疑う方もなかにはいらっしゃるので、今まで公開御禁制にしてきた撮影時の他のカットをほんの一部このブログでご紹介し、撮影時の状況を説明してみたい。
場所は勿論伏せさせて頂くが、まず一般の方が御一人で探してもたどり着けない場所であることは間違いない。更に終日日陰で日が当たることが無い場所、水辺、と言えばマムシの巣でもある。スマホの電波も届かない。幸運にも筆者の場合マムシ君には遭遇せずに済んだが、そう簡単な撮影環境ではない。
普段人吉の広い球磨川でヤマセミの生態を観察していたので、ブラインド(良くある一人用の狭い空間ではない)に3人入ってヤマセミを長時間待つのは初めての経験だった。
この撮影時はヤマセミはつがいで2羽来たが、その3倍以上の時間、目の前にカワセミも居たのだ。なおかつ野鳥が留まる枝や場所はほぼ同じなので、ヤマセミとカワセミが同じファインダー内に同居する事も、この場所ではそれほど珍しいことではなかった。そういうカットがこの日だけで30カット以上収録できている。
最初はカワセミのみの観察だったが・・・。
堰堤の両サイドに突然ヤマセミたちが飛来した。右はカワセミが身繕いしている隣に!
上のカットの拡大トリミングバージョンがこれ。そろって羽根繕い。
野鳥の羽繕い、寄生虫排除は時間が長い。
その後数カットは写真集に掲載したバージョンへ繋がる。(写真集表紙)
いつも同居の場合は、カワセミの方が先に飛び立つような気がする。(写真集80P)
撮影場所の概要。
このお二方の努力と工夫が無ければ今回の写真集「ヤマセミカワセミ」は出来なかった。お二人とも筆者以上にヤマセミとカワセミの接近画像を撮られている。