2021年11月16日火曜日

三鷹の住宅街でジョウビタキの観察が面白い。 Observation of Daurian Redstart in a residential area of Mitaka.

  私は幾度かこのブログでご紹介しているが、体内時計の作用で春夏秋冬毎朝05:30には目が覚める。それから大体10分以内には愛犬を連れて住宅街の散歩に出る。ポケットにコンデジを必ず入れて・・・。バッテリーとSDカードの確認は怠らない。

 日の出時期の東京郊外三鷹市住宅街は野鳥が非常に多い。これからの時期、高圧線鉄塔を見上げるとテッペンにハヤブサ、オオタカなどが留まっている事がある。

 6時半頃に成ると、世田谷の東京工大キャンパスからワカケホンセイインコが5~10羽の小群が幾つも小金井公園方向へ飛んで行く。

 秋であればヒヨドリの移動組が30羽ほどの群れで上空をあちこちへ飛んで行く。伝書バトなのかカワラバトなのか、その昔NHKのドラマ「事件記者」タイトルバックよろしく30羽ほどの群れで旋回している。

 そういう状況下、この秋11月に入るか入らないかの頃から毎朝ヒッヒッヒッと鳴くジョウビタキに遭遇する。こちらの散歩がほぼ同じ時間なので、ジョウビタキもほぼ同じ時間に鳴いているのだ。

 最初の2~3回は偶然だと思っていたが、11月1日の撮影から昨日11月15日の撮影まで、同じ場所で同じ時間に鳴いているのを撮影するに至り、偶然ではなくこのジョウビタキ個体のルーティンワークに成っているのだと判断した。

 場所と、毎回留まっているアンテナは以下の通りだ。

判らない様にアンテナの周りは判り難くした。

この地図は北が上とは限らない。赤丸印がアンテナ。

 毎朝30分ほどの犬連れ散歩で2㎞弱は歩いているが、ほぼ同じ時刻に現れるのが面白くてしょうがない。時には塀や屋根に留まっている事もあるが、すぐにこのアンテナのバーに飛んで行く。筆者の顔と犬をもう認識したのかもしれない。コンデジを構えても逃げない。

 地図でご覧いただける通りアンテナの家をぐるっと回り込んで観察できるので画像の向きが毎朝違う。朝6時早々にはまだ人影も無いし、ほぼ同じ数名に出会うだけなので撮影していても怪しまれることはない。愛犬もご主人が何か撮影する時には心得ていて座って待っている。

11月3日オス

11月3日オス

11月4日、少し離れた住宅街で無言のメスのジョウビタキと遭遇。

11月5日オス

11月6日オス

11月8日オス

11月11日オス

11月15日初めてのメス(鳴いていた)

 もう観察している限り、この家のアンテナの同じバー(左右の違いこそあれ)が余程お気に入りと思えてくる。縄張りの見張り台なのだろうか?昨日初めてメスの存在が確認されてカップリングが成り立ったのだろうかと思っている。観察を続けてみたい。