今年の夏は自然の佇まいを観ている限りいつもの夏より長いようだ。
朝起きて5時半頃から愛犬散歩に出ても、まだミンミンゼミやアブラゼミが鳴いていて、ツクツクホウシが聴こえない。夕方になるとツクツクホウシとヒグラシが聴こえてくる。
住宅街に蝉の死骸がまだ少ない。ムラサキツユクサがまだガンガン咲いているし、夜になるとカラスウリの白い花が沢山咲いている。
普通なら夜は虫の声でうるさくなる8月末なのに、コオロギが数える程度しか鳴いていない。
動植物の様子を観察していると季節が早いか遅いか良く判る。
そんな中、ツバメがまだまだ電線で幼鳥に給餌している姿が見受けられる。6月末に一度見た姿なので二度目の繁殖だろうか?南九州ならいざ知らず、東京郊外では滅多に観察して来なかった…というより気が付かなかっただけかもしれないが。
今年はまだ暑いし、台風の直撃も受けていないので自然界は安泰の様だ。
電線で親鳥からの給餌を待つ幼鳥たちだが、待ちきれずに親に群がる・・。
親はきちんと順番で餌を与える。
よくノビタキやキビタキなどのフライングキャッチを撮影するが、ツバメは王様だ。
暫く上空を飛び回って飛行訓練をした後、南へ去っていくツバメなのだ。