2020年6月15日月曜日

意外に目にしそうで出来ないスズメの繁殖生態。 The breeding ecology of sparrows that can't be seen unexpectedly.

 シジュウカラやムクドリの繁殖は目にすることの多い武蔵野の住宅街。ところがスズメの繁殖は意外に気が付かないのだ。普段からその声は人間の生活に密着しているのであまり特別に感じないのかもしれない。シジュウカラやムクドリの様にいろいろな鳴き声(スズメも実際は色々な鳴きき声をしているのだろうが判別が難しい)を使い分けたり、急にやかましく鳴きたてたりしないからかもしれないが、野鳥のブログをいろいろ観てもスズメの繁殖に注視したものがあまり見当たらない。

 筆者は動く野鳥であればなんでも目を向ける癖があるので、ヤマセミの生態観察中、ブッポウソウの観察中、住宅街でムクドリの繁殖観察中、どんな時でも目の前を餌を咥えて飛ぶスズメを見かけるとすぐに後を追ってしまう。その結果集まった画像や動画を此処にご紹介しよう。

 まずは、鹿児島の南さつま市の農地での交尾行為から・・・。



まだメスの準備が不十分らしく、嫌われてしまったようだ。

次は自宅の自分の部屋から見た隣のお宅の雨どいで交尾するスズメ。



 落ち着いてずいぶん長い事頑張っていた。普段作業しているパソコンデスクの椅子をクルリと反対方向に向けただけでできた野鳥観察だ。ガラス越し!

 これら静止画で観る限り、普通の野鳥とあまり変わりない様だが、次の動画を観て頂ければスズメが他の野鳥とは少し異なる事に気が付かれると思う。


何せ反復度合いが凄いのだ!スズメの数が多いのもなんとなく良く判る気がした。