2020年6月24日水曜日

このブログ、昆虫特集3回目はトンボ。 Continuation of insect blog The third time is a dragonfly.

 筆者は夏の今の時期、部屋の壁時計が朝5時を指すと自動的に起きてしまう。1~2分以上長針がずれた状態で起きたことが無いので自分でも不思議に思っている。針は10分進ませてあるので、実際は朝4時50分だ。
 もちろん体調が悪かったり、前日走りすぎて肉体疲労が激しいときは1時間くらい平気で寝坊するが、それは体が欲しているのだから逆に健康の証と思っている。

 この体内時計のおかげで、夏は5時、真冬は7時に起きられる。基本的にいずれも太陽が昇る時刻だ。天窓の明るさが目覚ましなどなくても規則正しく起きる理由なのかもしれない。

 一方で野鳥は完全に明るさで起きるようだ。晴天時は朝4時半前から動いているようだ。ヤマセミの観察を人吉で10年間続けたのでその行動パターン、活動時間帯はよく理解しているつもりだ。一度営巣中のヤマセミをヒナが巣立つまで粘って21日ほど毎日観察したことがあった。
 人吉の日の出は東京に比べて約40分遅い。したがって日の入り夕焼けも東京より40分遅い、この時のヤマセミの巣穴の壁は東向きではないので朝はまだ結構暗い。巣穴の壁に陽が当たるのは10時過ぎだ。ヤマセミ自体は朝6時頃から動きだす。
 観察中の3週間のうち初めの4~5日ほどは状況を把握できていなかったので朝3時過ぎから車の中に陣取って巣穴を観察したものだ。

 その際の記録を見ると、最初に飛んだ野鳥は上空を静かに飛ぶアオサギだった。その後ホトトギスが鳴きながら上空を飛んだ。いずれもまだ薄暗い朝4時頃だった。その後、カラス、スズメの順に活動が始まり、ヤマセミが巣穴の付近へ飛来したのは朝7時前だった。
 ヤマセミはもっと早くから動いているが、巣穴へ来るのはヒナが目覚める7時頃なのだろう。普段の観察では日の出前から飛び回っており、昨年の幼鳥教育の際は朝5時にはもう活発に動いていた。昨年の記録でもそれを治めた画像がいくらでもある。
2019年6月14日朝4時48分のヤマセミ(幼鳥+親)

同上、朝5時頃のヤマセミ親子

したがって夏の時期は、ヤマセミの採餌は朝6時にもなれば完了しており、多分今の時期であればその時間以後子育て中で、人間の眼には触れない安全な場所で活動しているのではないだろうか?繁殖に失敗したつがいだけ人目に付く場所でいつも通りの行動をしているだろうと推測する。

 で、今日は昆虫特集の3日目、人吉界隈のトンボを集めてみた。

コオニヤンマ

コオニヤンマ

オオシオカラトンボ

トンボの王様、オニヤンマ

相良村深水の・瀬戸堤自然生態園には、このトンボの中で一番小さなハッチョウトンボが居るというが、まだ出遭ったことはない。