2020年3月11日水曜日

雨でも人吉にはヤマセミの生態を観察できるチャンスが山ほどあった。Even in the rain, Hitoyoshi had plenty of opportunities to observe the ecology of the Crested kingfisher.

 一昨日から判っていた昨日の終日雨模様。朝から一山超えて芦北の田坂屋旅館のオーナー、田中さんへ筆者の写真集を届けに雨中ドライブ。人吉球磨は一面の菜の花街道だった。
 その途中、なんと三か所でヤマセミの生態を観察撮影できたのだ。最初はいつものヤマセミ神社付近での求愛給餌をしていたつがい、二番目が支流部のワイヤー架線上で微妙な距離を保つ、いつ交尾をしてもおかしくないつがい。最後が昨日も観察した巣穴堀のつがい。雨でもヤマセミの生態はいつもの通りなのだ。

 この最後の巣穴堀り中のつがいは、帰りに再び寄ったら見事に交尾をした。決して長い交尾ではないが上手い事動画機能で収録できた。いずれYoutubeにアップする予定。

 今まで、×2倍のエクステンダーをあまり使っていなかったが、500㎜レンズにこれを付けてヤマセミを流し撮りするとどうなるか、ダメ元で使ってみたのが今日の画像。

 支流部で一羽で採餌をしていた個体。ワイヤー架線上にいたつがいの片割れのような気がするが、違うかもしれない。

 明日は朝早くから3組のつがいの動向を観察予定。
街道筋に菜の花が一杯。

古い納屋も菜の花で見違えるように存在感が増す。

朝一番、まだ暗いうち球磨川対岸で求愛給餌。

二つ目、支流部のつがいはいつ交尾してもおかしくない状態だった。

三組目は穴掘りの最中。

工事現場の労働者たちを50mの距離で眺めながら羽根休め中のオス。ここから×2のエクステンダー使用画像。

すっかり工事スタッフに慣れて、毎日ここにいる。

ヤマセミがこれほど身近な存在とは、さすが人吉。

飛び出した瞬間のフォルム。

1000㎜で追い写すのはなかなかしんどいものが有った。