2020年1月4日土曜日

厳冬期の奥日光でハチジョウツグミと遭遇! I encountered the Naumann's thrush at Oku-Nikko in a mid winter.

 昨年の厳冬期にも出遭ったハチジョウツグミに正月の奥日光で再び遭遇した。ちょうどこの時期奥日光の戦場ヶ原は、日本海側の雪雲が西側の山を越えて時折戦場ヶ原側に降りてくる。そうなるとものすごい降雪、風が伴えば吹雪となる。

 吹雪が途絶えるといきなり青空になるので撮影は大変だ。自宅でこしらえた干し柿をポケット一杯に入れて保存食代わりにかじって進む。古希越えの団塊世代には少し厳しい環境だが、少ない野鳥に遭遇できた時はとても嬉しい。お願いだから冬眠中の熊には間違っても寝ぼけて出てこないように祈りながら、全く音のしない世界を楽しむ3日間だった。

 その静けさをぶち破るのが木道の軋み音(きしみ)だ。特に早朝まだすべてが氷点下で凍っている場合の音は尋常ではない。陽が出て霜が解けて木と木と間の氷が水になってから木道には入ったほうが良い。これは去年も同じことを書いた気がする。








ハチジョウツグミは普通のツグミより少ないらしい。Wikipediaで見ると「 日本では冬季に越冬のため少数が飛来(冬鳥)する。和名は八丈島で捕獲されたことに由来する。」とあった。


オリジナルの原色鳥類大図説は旧仮名使いなので読み難いが、イラストが素晴らしいので5年前神田の古本屋街で手に入れて以来、愛用している。