2020年1月3日金曜日

団塊世代の初詣は新しい神社を開拓してみた。 The baby boomers' new year first visit to a new shrine.

 今年2020年、令和二年は筆者が6回目の年男に当たる。しかし12月生まれだから約1年間しばらくの間は71歳のままだ。
 還暦60歳を越えての五歳くらいの年の差はもう全く関係ない。外見からすれば個人差はあるものの皆一緒、ドングリの背比べに近い。

 しかしこれが70歳を超えると、持病が無い人は少なく老化によるガタがあちこちに出てくる。
 まず腰!完全サラリーマンでデスクワークが多かった人や、長いこと自動車を活用し自分で歩くことの少なかった都会人は皆腰に不具合が出ている。
 一方で最近は都会人よりむしろ地方生活者で車で日常移動している人の方が、腰痛など腰に問題が発生する頻度が高くなっているデータも出ている。

 次に消化器系のトラブル、胃腸・食道関係の不具合・諸症状。排尿関係、不眠関係などなど。いくら健康な体質で若いころスポーツや重労働で基礎体力の鍛錬をした人間でも、70歳を超える頃になると急激にあちこちに不具合が生ずる。
 飲酒喫煙の習慣を持つ人間は、これらの不具合はレベルも高く加速的に症状が進むのだろう。

 で、これら老化に伴いほとんどの人類に必ず発生する不具合を訴える者が全国の病院に駆け込むとどうなる?待合室は高齢者であふれ、風邪薬一つ処方してもらうのに3時間も4時間も病原菌がいっぱい漂う待合室で待つことになる。特に団塊世代が60歳を超えるあたりからこの問題は「隠れた団塊世代トラブル予想」の筆頭に上がっていたという。今はそれが自動車運転のトラブルに移ってきているようだが・・・。

 これは大変と、腰痛用の処方限定薬だったインドメタシン配合薬や、ボルタレンなどそれまで市販薬には規制されていた成分を含む市販薬が認可された。あるいはガスター10などの胃腸関連の分野でも、今まで処方箋なしでは買えなかった成分が入った薬を買えるようになった。

 ある部分セルフメディケーション(自分の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てする事=WHO定義)を行いやすくし、病院へ殺到するだろう高齢者を抑制したのが、今から20年ほど前だ。

 戦後の物資不足時代に幼少期を送った団塊世代は、その10~20歳後輩達のように幼少期から美食飽食が可能な環境ではないので、意外にタフな体質を持っているとはいえ、年齢による老化現象は如何ともし難い。

 このブログでは、個々の老化対策、健康対策に関しては途方もないので述べないが、精神的に年始の初詣くらい健康に気を使った神様に詣でても罰は当たるまいと、上野の五條天神社に詣でてレポートしてみた。この神社は上野の森、つまり美術館・博物館が沢山ある上野恩賜公園の不忍池に降り下る途中にある。

 今日のヤマセミWEBはこの五條天神社初詣と、不忍池界隈のユリカモメと遊ぶ正月の人々のスナップ。
五條天神社初詣。

カラフルでユニークなお札。

医薬祖神は珍しい。

江戸時代から幾度も浮世絵に描かれた上野不忍池。

野鳥撮影の初心者達(決してこの画面の彼の事ではない)には最高のモチーフだろう。此処では野鳥保護団体の方々が目くじらを立てて言う「野鳥を警戒させたり怖がらせてはいけない・・・」というご心配は全く不要だ。世の中の野鳥と人間の関係は環境によってずいぶん違う。

東京都の鳥「ユリカモメ」

筆者の構えるコンデジカメラの1.5mを抜けて行った。

京都の嵐山・渡月橋の奥でもカモメへの餌やりはあるし、福岡の大濠公園でもある。人影を見ただけで逃げる八代の球磨川河口でズグロカモメと乱舞しているユリカモメも全く同じものなのだ、動物生息の環境による生態差はとても面白い。

お正月の観光客のカモメ遊び。

子供は大喜び!動物園へ行くよりはるかに学ぶことは多いだろう。