それぞれの間隔は5㎞以上離れているので同個体ではない。その認識理由は過去においてこのブログで画像やそれに伴う状況説明を行っている。
今回の個体は過去の写真集で数多くのパフォーマンスを見せてくれた個体だと思われる。以前にも似たような行動をとった画像記録もあるので間違いないだろう。
今回は木陰で食事後の休息をとった後、一旦川中の岩に移動。その後こちらに向かって真っすぐ飛んできて旋回して戻って去った・・・だけなのだが、その40分ほどの観察時間の中に落ち着いた無言のコミュニケーションを感じたのだった。
至近距離(ヤマセミとしては・・)の30mほどの樹木に佇んだヤマセミは30分ほど羽根休みをしていた。その間こちらも車の中でコンビニおにぎりで朝食を摂った。
ごみを袋に入れて500㎜を装着したカメラを構えてしばらくした時、ヤマセミが川のど真ん中にある野鳥の交差点?銀座四丁目的な岩にランディング。
しばらくこちらをチラ見していたが、おもむろに横に飛んで、直後に向きを変えこちらへまっすぐ飛んできた。レンズの反射が気になったのか、いつもこの個体に対して手を振って合図をするのを見て筆者であることを理解したのか、真っすぐ飛んできた。
実は2014年頃からこの個体に関しては目が合うと、手のひらを広げて左右に振ることにしていたのだ。目の前の岩に飛んできて水中から拾ってきた木の枝をくるくる回して見せたのもこの個体だと思われる。
そんなものは撮影者の勝手な思い込みに決まっている!とのご指摘もあろうが、現場で横に居たわけではなかろう?現場で一緒に居れば理解できるのは間違いないのだが残念だ。
筆者から30mの距離で佇んでいるヤマセミ。幾度も車から出たり入ったりして目が合ったりたが、全く意に介さずじーっとしていた。
80mほど離れた川の真ん中の野鳥の岩、いろいろな野鳥の糞で縦縞に成っている。この岩には必ず何らかの野鳥が留まっている。
皮を横切る方向へ飛び立って
すぐに向きを変え
こちらを見据えて進み始めた。
完全に真正面から来るのは、経験上明らかに意味があると思っている。