理由ははっきりとしているので、別に心配はしていない。その理由とは河川工事だ。冬季に入ると球磨川及びその支流部では水が少なくなり水位が下がる。河川の護岸工事や浚渫(しゅんせつ)工事はこの水位が下がってからが多い。
したがって工事の人々から離れることと、水位がある程度あってダイブしやすい場所にヤマセミの採餌場所が移動するのは自然の摂理だろう。
12月に入ってのヤマセミの佇まいを拾ってみた。
人吉市にいくつかある球磨川増水時、本流からの逆流を防ぐ樋門で餌を狙うヤマセミ。
車中から見ている限り、20m程まで接近しても警戒はしない。
刺し網漁を終えた網干竿は格好の羽根休め場所。
冬季は水位が下がり川床の大きな岩が露出する。