その中で、決して多くは無いが、仲間からコンテストに出してほしいというリクエストを頂く画像が時たまある。
しかし、筆者は未だに写真コンテストなるものに一度も参加した事は無いし今後も出すつもりはない。理由は簡単だ、写真撮影の方向や目的が全然違うのだ。
コンテストに参加する方々はそれぞれのジャンルで一生懸命撮影努力をされているのだし、それなりの哲学や苦労があるのだろうと思っている。
そんな中に学術的な証拠写真を撮っている最中に、偶然多くの方から「いいね!」を頂く瞬間画像があっても、それはコンテストなどを狙った努力とは違うので、審査する審査員も評価できないだろうと思うからだ。
ある意図をもって狙い工夫をして撮った作品の中に、偶然の産物の写真などを参加させては失礼だろうと思うのが筆者の考え方だ。
今日の画像は仲間の方々から、「滅多にない画像だから何処かのコンテストに出せよ!」と言われた種類のものだが、このブログで公開するにとどめておこうと思う。オス・メスが極めて接近して同じ方向に飛んでいる珍しさ以外に生態的にはあまり意味のない画像なのだが、ただ自分でも迫力だけはある様な気はする。
実はこの直前オスとメスは体をぶつけあっていた。それは生態学的に非常に珍しい状態なのだが。
バランスを崩して二羽が落下しながら加速して飛行へ・・・。
一旦は同じ方向へ向かったものの・・。
メスの眼は上空を見ている。
この段階で此のつがいは上下方向へ別れて飛んで行く様子が見て取れる。
前からの撮影はなかなかチャンスがない。
オスは川へ、メスは上空へ別れて飛んだのだった。