2018年10月30日火曜日

メディア収録サポートから解放され白髪岳で猛禽類観察。After support for media shooting,I observed raptor at Mt.Shiraga Dake.

 3日と半分の間、在京TVメディアの自然番組の収録サポートを続けて今日の昼前に解放された。この3日半、人吉に居ながら自分のための撮影がほとんど出来ずにストレスは頂点に達していた。ストレスがたまり、モチベーションが低くなってしまうと、行動が雑にもなるし、注意力が散漫になるため事故を起こしたり、物を無くしたり、壊したりしがちだ。

 白髪岳の展望台に時折クマタカが現れるという話は聞いていたが、その確率は5%以下と言う事で、今まで行った事はなかった。第一クマタカそのものを観たことがなかった。 しかし、今回は自分自身の為の撮影が出来ないので、今更ヤマセミの静止画を撮ろうにもテーマが組み立てられず、ヤマセミの学術的な撮影は次回へ先送りした。まるでどこかの内閣のようだ。で、いっそ白髪岳で猛禽類に接するのも良かろうと山へ向かった。

 一旦は山頂へ赴くべく歩き始めたが、意外に冷たい西風が強く途中で引き返し、千望展望台へ降りて猛禽類を待った。

 猛禽類は5回出現したが、最初の2回はよく判らなかった。たぶんチョウゲンボウほどのタカ系と、少し大型の猛禽類だった。あとの3回は、オオタカもしくはハイタカにノスリ、そうして最後はどうやらハイイロチュウヒのメスかオスの若鳥のような気がする。

 展望台には3人先客がいて車のナンバーから推察するに宮崎県(と言ってもすぐ裏)の方々のようだ。人吉が近くて羨ましい限りだ。
白髪岳登山道路途中から入る千望展望台。

人吉盆地の東の奥の部分を観ることができる。

ハッキリと判る形で見えたのがノスリ、数日前畑の真ん中でつがいを観た個体かも。

盆地対岸の山を背景に・・。


風が強く、ホバリングなど全く不要な状況。

その直後いきなり現れたのがこいつ。

顔つきは猫のようであのチュウヒ系の顔だった。

尾の縞、最初の主翼の鷹班など、こんな高度までくるんだ。

しかし特徴的なV字飛翔スタイルは、この強風では意味をなさないのかも?

強風下、徐々に高度を下げていった、背景には人吉盆地の田園が広がる。500㎜望遠手持ちで撮影だった。夕方戻って川辺川へ。ヤマセミの動画でダイブを何とかものにしようと工夫と特訓で、ダイブ6回、木から木への場所移動6~8回、採餌成功2回、ホバリング2回を収録できた。帰京したらYoutubeにアップしてご紹介を考えている。