例えばテレビ局の自然番組の撮影クルーが鮎の産卵を水中カメラで収録して、写す画面が水中から水上に上がると、正面の堤防の上にコンビニの看板が映ったりしかねないのだ。それはそれで凄い画像に成るとは思うが・・・。
首都圏や京阪神に住んでいる多くの人間は、大自然と言える場所に行き着くまでに時間が掛かるので、大都市と大自然の間には今でも相当距離があると思っている。
同時に「集落=里」と「山間部=奥山」の間にはかって多くの「山麓=里山」が存在したのだが、文明が発達し人間が畑作や草木採集・果樹育成・収穫で「里山」を活用しなくなり、足を踏み入れない様に成ってしまった。
その結果、人間と獣との生活緩衝帯、つまり調整場所だった「里山」が消滅し、獣が「奥山」に加えかって在った「里山=実質今は奥山になってしまった」の領域まで徘徊する様になった結果、獣が里まで顔を出すようになってしまった。クマ、サル、イノシシ、シカなどの出没が多発しているのがこれだ。
今日のヤマセミのホバリングは球磨川の人吉市内の土手から撮影したもので、逆の方向から撮影するとヤマセミの後ろに自動車工場の看板がしっかりと映ったはずだ。勿論その場合ヤマセミは後ろ向きなので絵には成らないのだが。
珍しい夕方のホバリング!
結局ダイブする事無く、こちらへ向かって
移動を始め・・・・・。
結局筆者の頭の上を越えて行った。一種のサービスだったのだろうか?