今朝は鮎釣りの太公望で球磨川本流が埋め尽くされ、ヤマセミがほとんど姿を現さなくなった状態でこのセグロセキレイがツバメ2羽に追い立てられる現場に遭遇。
早朝曇天の中500mf4のレンズを付けて手持ちで撮影したので、あくまで生態観察データとしての画像でしかないが、ツバメがセグロセキレイを追い回す面白さを理解いただければ嬉しい。
はじめは何が起こっているのか理解に苦しんだ。白黒ブチのツバメと普通のツバメがチェイスしているのだと思っていたが、その白黒の個体がセグロセキレイだと知った時にはさすがに驚いた。あのセグロセキレイがツバメと同じスピードで飛び回れるなど思いもしなかったからだ。実際ものすごいスピードだった。
いくら飛んでいるツバメを追い写してヤマセミ撮影の練習をするといっても、あくまでそれは普通に飛んでいるときの話。虫を追って採餌中はある程度の飛翔パターンを学習して撮影に臨むのだが、今回の様にチェイスの場合はツバメ返しどころの騒ぎではない。ものすごい変化で、実際押したシャッターのうち何とか見られるのは20%もなかった。
それはツバメの方が早いに決まっているが、一体セグロセキレイ何をした?
怒りに狂ったツバメが圧倒的なスピードで差を詰めて・・。
間近に迫ろうとした瞬間!
セグロセキレイお得意の身のこなしでターン開始。
ツバメもご存知ツバメ返しで応酬!
主翼や体形の構造の差は歴然!
おまけにツバメは援軍が追い付いてきた!もうセグロセキレイは逃げるしかない!
勝ち誇ったツバメ2羽がターンを終わった頃・・・。
追われたセグロセキレイはゼイゼイ息を切らせてバテていた・・・ってホントか?8年以上人吉の球磨川で野鳥観察していてこんなシーンを撮ったのは初めて。ちょっと興奮?