今回、薩摩半島野間岳麓でノスリの採餌行動を30分に渡って観察した。2度のダイブで確実にモグラとネズミを確保していた。
猛禽類の眼の良さは良く判っているが、100mmほど離れた土手にいるモグラを一体どうやって判別したのか、信じられない。
ハヤブサやオオタカのように天高く舞い上がり、主翼を閉じて急降下して採餌するのかと思いきや、たかだか5m程の高さから舞い降りてモグラやネズミを狩る一部始終を目の当たりにして、今回随分親近感を覚えた。
しかし、人吉の球磨川の崖で80m程の高さから300m以上離れた樹木に居る小動物めがけて弾丸滑空ダイブを行うノスリも目撃しているので、決していつもチョロチョロ畑だけで採餌しているのではない事を延べておく。
南九州のノスリは農村部の田畑で採餌するようだ。
樹木のてっぺんから飛び立ったノスリ。
7~80m離れた土手に着地した。
斜めの崖で何かを押さえ、
直ぐに飛び立った。
その脚には黒いモグラのような獲物を下げている。
車の中からの観察撮影なのでさらに長いレンズに替える暇がなかった。
しかしあっという間にモグラを食べてしまった。
見た感じ2~3口で食べ終えた。
その5分後のすぐ下へのダイブでネズミを捕らえた。そのシークエンスを連続合成してみた。