2018年4月26日木曜日

フクロウの驚くべき採餌行動 その1. Fantastic feed behaviors of Ural owls Part 1.

 夜行性のフクロウがその聴覚と類まれなる視力を活かし、夜動き回るネズミやヤマネなどを餌にしている事は知っていたが、昼間採餌となると一体どうしているのか・・・。

 今回の画像を精査してみて、大草原では小鳥系もターゲットにしてあわよくば採餌しようとしている様が見て取れた。

 フクロウの頭にノビタキが留まっているように見える様な紛らわしい画像が撮れてしまう程距離も遠い為、実際に飛び回っている小鳥(ノビタキ・アオジ・ホオジロ・ホオアカの類)がフクロウのターゲットであるか否かは定かではない。しかし撮れた画像を見る限り、フクロウも小鳥たちに注目をしているし、その方向へ飛び、小鳥たちも逃げているように見えるが如何だろう?

 これに引き続き10分後に撮れたネズミを採餌するシーンの顛末を考えると、明らかにフクロウ自身が腹をすかしているか、巣に居る相方(フクロウは雌雄同色なので画面の個体の性別は不明)もしくは雛への給餌物を探していることは確かなようだ。
左の低灌木に居る2羽のノビタキらしき野鳥に注目するフクロウ。

これはまた別の場面の小鳥を凝視するフクロウ。
小鳥に照準を合わせて飛び立つフクロウ。


飛び立ち、その方向へ・・・。

また別のシークエンスでも左手前の小鳥に向かっているように感ずる。



手前の小鳥は明らかに回避行動を取っているようにも見える。
しかし実際のフクロウと小鳥の距離は10m以上離れているのではないだろうか?どう考えても小鳥系の方が身のこなしは軽いと思われる。