それでもお万が池や、その他普通の状態であれば珍鳥が通過する天草の西岸各地点をチェックはするものの、余りの風の強さで野鳥の姿はトビ以外皆無。
早々に探鳥は諦めて、早めに南さつま市(旧加世田市)に向けて車を走らせた。旅にはこういう不運は付きモノ。「たまにはこういう事もあるさ!また次回へ期待すれば良し」といつもの気楽なノリで、むしろ横風にハンドルを取られないように運転に集中した。
その後、加世田を越えて笠沙恵比寿など旅鳥の通過ポイントへ行ったが、やはり余りの強風に何処にも何もいない状態。早めに今回の探鳥ツアーを切り上げ、明日は早い便で帰京することに予定変更。したがって今日のブログは猛烈な強風の中、九州西岸探鳥ドライブの模様レポート!
大江天主堂、この先の崎津天主堂共々天草の誇る文化遺産だ。
牛深ー蔵之元間のフェリー、以前は逆コースで乗った。向こうが鹿児島県・本土
フェリー出発待ちの時間に入った昭和時代を彷彿とさせるレトロな喫茶店で・・。
懐かしの厚切りトーストモーニング!海を見ながらサイフォン珈琲、これぞ旅の醍醐味!
フェリーで行く一人で気ままな探鳥ツアーも非常に面白い!今後も続けよう。
フェリー乗り場には何故か猫が多い、ネコカメラマン岩合光昭氏の影響なのか?
誰も知らない、こんな富士山みたいな山も見えたりする。さっき調べたら別名天草富士と呼ばれる産島だそうだ。
鹿児島県の蔵之元港に到着!此処は完全な入り江で波は殆どない。
フェリーのコースは西から東に向かう内海・入江なので影響は少なかったが、東シナ海の暴風をもろに受けた阿久根の西海岸はこのありさま!真冬の津軽海峡も真っ青!風が真南だったらフェリーは欠航だったに違いない。
岸寄りは真っ白なスープ状態。
その際、大広間のガラス戸にヤマセミがぶち当たって危険だし、糞をまき散らすのでどうしたものかとの相談を受け、ガラス戸の前にすだれ・葦簀(よしず)を掛けると良いのでは?とアドバイスした経緯があった。
しかしこの丸3日間の撮影でヤマセミの特徴・クセなどを学ぶ事が出来た。其の日撮ったヤマセミ画像を即パソコンで視てノーマルの露出ではヤマセミの白が蛍光色の為飛んでしまう事を学んだ。現在のヤマセミ研究の基礎はこの「みどり荘」で培われたと言っても間違いではない。
みどり荘のオーナーご夫妻
みどり荘= https://www.facebook.com/midorisou.kagoshima/?ref=br_rs荒れた天気は加世田に入っても降ったり晴れたり、スコールのような雨に5度も虹を見た。まるでハワイのホノルルのようだった。