2016年9月1日木曜日

団塊世代は何故走るのか?・・・にお答えしよう。 This is the reason why baby-boomer does running!

  初めに断っておくが、決して今日のブログは自慢をしているのではない。

 良く人のブログを観て、自分に出来ない事が出ていると「判ったよ!お前は偉いよ、自慢ばかりしやがって・・・。」という御仁が居る。自分では何もせず、人の批判や難癖を付けるばかりの情けない人達だ。意外に団塊世代そのものにも多いと聞くが本当だろうか?

 今迄にもウインドサーフィン(沖合ジャンプ系ファンボード)現役時代に2度ほどダイエットした事が有った。沖合でキックジャンプするのに、なかなかハイジャンプが出来無くなり、強風下でのウォータースタートもしんどくなり「ヤバい!」と思ったのがきっかけだった。

 当時流行りのサプリ・Lーカルニチンを飲んで、ご飯を丼飯から茶碗一杯に替え、御菓子を断ち、走ったのだ。50日程で7kg減り目的は達した。毎日2度体重グラフを付けたのが即効を生んだ。

市販品のL-カルニチンの例

 人間、向上心が有るから、グラフ上で前の日より下がった体重を戻したくないので、大盛り飯やお菓子を食べるという行動に自動的に抑制が掛かるらしい。

 しかし、歳と共に60歳を超えたあたりから海へ出る事が無くなり、カメラを担いで徒歩で野山を移動する事が多くなった。訓練を兼ねてはいるが日頃都心へ打ち合わせなどで行く際も、ノートPCやコンデジ・カメラ、PC周辺機器を入れたデイパック(総重量約8kg)を背負って、エレベーターやエスカレーターを極力使わず1日約7kmは徒歩移動しているので、首都圏に住んでいる割りには普通の団塊世代より「動いて」いる方だと思う。

 これが、ちょっとパソコン作業が増え、1日中PCデスク前で企画書を作ったり、ネットで調べモノをしたり、あるいは画像整理画像処理に没頭したりするとついつい運動不足になってしまう。
 気が付くと食事もとらず8時間座りっぱなしという事すらある。小さい時から多少アスペルガー症候群的性格が在るとは言われていたが、モノに集中・熱中しすぎる癖は自覚しているものの、アスペルガーまでではないと思う。

 そうした今年の7月、大学の美術科クラスのクラス会が30年振りに開催され、怖いもの見たさで参加したところ、皆さん節制しているらしくお腹が出っ張っているクラスメートは殆んどいなかった。皆と一緒に撮った記念撮影の中の自分を視て、ウインドサーフィン、スノーボードと永年ハードなスポーツに明け暮れ、引退したと同時に全身に油が回り、プロレスラーのような体形になってしまった自分に気が付き、相当焦ったのだった。

 筋肉が発達した腕や太ももに油が回る、つまり脂肪が付くとどうなるか?歩く際に腕と胸脇腹、太腿の内側同士が擦れて赤くなり痛いのだ!
 お相撲さんやプロレスラーが腕を広げて外股で歩く様を想像して欲しい。要はあの状態に成らざるを得ないのだ。これは正直落ち込んだ。

 一番ショックだったのは30年振りに再会した女子2名に「シンジョー君!どーしたの?プロレスラーみたいじゃん?」と言われた事だった。テレビじゃないが、ショックの瞬間視聴率89%って感じ?
 まだ、どーしてそんなに太ったの?と言われたのではないのが救いだったが、腕やふくらはぎを触られて「硬い!太いわねー何これ?」とか言われ、もう逃げるように帰って来た。

 走り出したのは、その日の夕方日暮れからだった。7月20日の事だった。

結局、今年の夏8月は31日間のうち17回夕方日没時に走った。大体Googlemapで計算して10km前後だ。勝手に10km走と宣言して平均1日おきに走った。
セルフタイマーで撮ったり、走り仲間に撮ってもらったり、証拠画像を残した。

 そうすると色々な事が起きた!

 まず、20年前に競って手に入れた大切なナイキエアー95があっという間にバラバラになって走行中靴の底が剥がれて壊れた。それ以外にも20年ほど経ったシューズの底が3足剥がれ壊れた。ランニングシューズがなま物だと知ったのはこの時だった。ランニングシーズは野菜と同じで新鮮なものほど良いらしい。

 次に、3日続けて走ると、楽ですこぶる快調だという事に気が付いた。昼間都心で1万歩くらい歩いた後、三鷹に戻ってから走ってもほとんど影響はない。そういう日は合計で2万歩を超える事になる。
台風の多かった今年の8月だが、ランニングには殆ど影響はなかった。

いつ何時トラブルが在るかもしれないので携帯電話は常時必須。健康ツールでその日の歩数を計ると結構な数値に成る。都心へ出た時は持っていても走る時に持ち忘れる場合もあるので、カレンダーと数値バランスがおかしいケースも。

 記録を付ける意味で、毎日軽いコンデジでその日の画像をセルフで撮ったり、走り仲間に撮ってもらう事にした。これで何を着て何を履いていたかで調子併せて記録が残る。なおかつFB上にアップする事で自分への証拠に成る。

 走るのが暑さが和らぐ日没時なので、コンデジカメラさえあればきれいな夕焼けを撮れる。珍しい蝶を撮れる、野鳥を撮れる。毎日決まった時間に塒へ戻るワカケホンセイインコなどを観察できる。つまり、走るだけではなく、観天望気、自然の季節の移り変わりを眼と肌で感ずることが出来るのだ。
セルフタイマーで夕焼けバックに自撮り記念撮影

雲が少ない時はそれなりに・・・。

下から夕陽が当たると全天の雲が赤くなる。

台風接近の際は特に空気が澄んで夕焼けが綺麗だ。

夕焼けだけで良い写真集が出来る様な気もするが、やはり生で外気の中で観る夕焼けが一番だと思う。

 幸い、国分寺ハケ線に沿った野川の両側にランニングに最適の草道が在る。これを走れば膝への無用な衝撃も少なく、腰痛、足痛、など一度も感じた事が無い。途中2カ所にトイレや水飲み場も在るので最適な環境だろう。雨に遭った事は一度も無い。黒い雲が出たら逃げ帰る事にしている。

 こんな調子で1か月に17日走り、ウエストが6cm減り、体重も4kg減った。この先走りやすくなってどこまで落とせるか?大学のクラス会、当番で幹事になったので、この調子で行けるなら、次回は来年やってしまおうかとも思っている。
 最初は3kmで良い。徐々に1kmずつ増やしていけば誰にでもできる健康自己管理法だ。お金の掛かるジムに行く訳でも無く、只走るだけ。それも人と競わない、時間と闘わない、疲れたら歩いて全然かまわない。それでいて爽快感や達成感は殺気立って走るランナーと何ら変わらない。是非お勧めだ!