最終的にとらえた獲物が何であるかは判明できないが、野鳥などではなく四足の動物のような感じだった。前日ほぼ同じ場所でハヤブサがヒヨドリの様な獲物を抱えて飛んできて食べ終わるまでを2時間ほど観察していたが、獲物が野鳥の場合は羽なり脚が垂れ下がるので遠目にも判りやすい。しかし獣の類だと丸く抱えることも可能なので何であるか遠目には判別し難い。
昨日のブログ画像でホバリングしている個体と同じ個体のノスリだ。
ホバリングをやめて、右方向をしばらく見ていたら・・・。
いきなり翼を縮めて猛スピードで急降下を始めた。
阿蘇の外輪山で低高度でホバリングしておもむろに草原に消えるのとは訳が違った。
物凄いスピードで弾丸飛翔の後、羽毛に覆われた大きな両足を下げ掴む態勢に入った。
しばらくそのままの状態で急降下を続け木々の間に見えなくなった。
もう次に現れた時は何か丸い物をを下げてゆっくり上昇している場面だった。
大きく羽ばたいてゆっくり上昇を始めた。
左右に揺れながら飛ぶので何をどのように抱えているのかは最後まで判らなかった。しかし、ハヤブサやオオタカが獲物を捕らえた後の、妙にゆっくりした飛翔と同じ感じだったので何かを得たのだろう事だけは確信した。オオタカやハヤブサとは明らかに異なる狩猟方法だと思った。