2016年4月5日火曜日

桜と野鳥のコラボレーションを狙う。 This is familiar cherry blossoms and an image of the wild bird in Tokyo in this season.

 満開になってからどうも天気が良くない今年の東京の桜。皇居の乾門からの通り抜けも期間延長でついに50万人を超えたと聞く。つくづく日本人は桜が好きなのだと思わざるを得ない。都会でこの桜を見ていると面白い事に気が付く。白っぽく見えたりピンクが強く見えたり、普段は灰色っぽい、あるいは茶色っぽい桜の樹の幹が満開の桜の花の明るさの影響で相対的に真黒に見えたりする。だからだろうか古来の日本画の桜の絵の幹は殆どが黒く描かれている。

 それまであまり野鳥の声が聞こえなかった里の野原でも、この桜が満開になるとヒヨドリ、メジロ、シジュウカラがやたら鳴き始め騒々しくなる。普段はもっと高い樹木に集まるイカルなども桜に寄ってくるらしい。もっとも、あくまで東京という人口密集地での観察なので全国的にそうだという事ではない。自然が豊富な地方においてはもっとほかの野鳥が桜に集まり花見をするのだろうと思う。

満開4日前の上野界隈の日当たりの良い場所の桜とヒヨドリ。桜に来る野鳥ではまずトップ。

国立博物館・黒田清輝展の館内から見た桜とヒヨドリ、ガラス越しなので色が出ない。

我が家の隣の皇族様就学中の大学裏門近くのしだれ桜とイカル。

国立博物館裏の庭園(限定公開中)ガラス越しのしだれ桜とイカル2羽、これも色が出ない。この庭園は春と秋だけ公開。今年は4月17日まで公開中。

隣の大学の桜とコゲラ。

同じ桜に顔を出したシジュウカラ

武蔵野・野川沿いの桜に留まってお花見中のカワセミ、枝被りだがちゃんと花を見ている?

こちらもお花見中の長崎野母崎、水仙公園のカワセミ、昨年4月1日撮影。

これ以外にもメジロも梅と一緒で蜜を吸いに来るのだろうが、今年はうまく撮れなかった。