そんな中でスマホなどタブレット型端末の普及により、今までの携帯電話を絶滅危惧種・ガラパゴス諸島の特殊生物のように見下げた嘲笑した呼び方に「ガラ系」と云うのが在る。スポーツの世界にもコレに似た国家的イベントが存在する。「国民体育大会=国体」がそれだ。戦後日本の復旧を狙い全国各都道府県を持ち回りで毎年夏・秋・冬に開催してきた由緒あるスポーツの祭典だ。
全国植樹祭、全国豊かな海づくり大会、と並んで天皇皇后両陛下ご臨席の国内3大イベントだ。大手広告代理店勤務中はこの3大イベントの企画運営・の遂行担当を狙い毎年プレゼンテーションを繰り返したものだ。ほぼ電通・博報堂の大手2社の独占的大型イベントとなってはいるが、実質全国メディアにそれが報道される事は無くなって来ている。いわばガラ系イベントの代表格と言ってよいだろう。
昨日9月27日付の朝刊に9月26日(土)天皇皇后両陛下をお迎えして今年の国体が和歌山で開かれた事を報じていた。和歌山国体と言えば1971年に横浜の大学のサッカー部員だった時、神奈川のサッカー代表出場権を掛けた神奈川県知事杯で実業団の東芝(川崎)と延長戦でも決着が付かず同時優勝して代表権を共有したが、東芝には全日本代表が3名も居た為我が大学は選手を出す事を遠慮した経緯があった。思いで深い国体だった。
しかし、あれから44年!国体というスポーツの祭典のメディア報道の扱われ方の酷さよ!ブラジルサッカー選手・ネイマールの脱税記事の半分も無いのが、現在の国体の存在感なのだ。「日本新記録は国体から二度と生まれない!」と明言したアスリートが居たが、国体の存在そのものは今のままではそう長く在るまい。
読売新聞の最終見開きの真ん中あたりにごく小さく扱われている(小さく赤く枠で囲ってある部分)のが国体開催の記事。
上の記事の拡大。隣のネイマールの記事の半分も無い!時代は変っていくのだ。
という事で、平日のレギュラー、ヤマセミ画像、この1枚・・・・・今日はコレ!
早朝、球磨川に掛かる架線ワイヤー(今は無い)から豪快に20mダイブするヤマセミ。