今日は団塊世代愚痴話の番外編・・。
団塊世代の半分以上は今年2023年中に75歳を迎え、後期高齢者となる。企業に勤めていたOBは企業の健康保険組合の特別退職者資格でのカバーが終了し、国民健康保険へ切り替える該当者が多いと思われる。
もちろん既に鬼籍に入った者は関係ないが、しぶとく生きている者はそろそろ体のあちこちにガタが来ている頃だ。体というのは脳が含まれる事は当然。
筆者はネットで盛んにいろいろな事象にコメントを述べている茂木健一郎氏の記事を割によく読んでいる。「脳科学者」という大仰な看板を掲げている割に、どーでもいいような巷の事象にいちいちミーハー反応するスタイルはあまり好きではないが・・・。
もう少し専門的な役立つ案件を解かり易く説いてほしいと思うのだが、そう思うのは筆者だけだろうか?
今回、懐かしの渋谷のスクランブル交差点にある大盛堂書店(筆者が高校生の頃から在る)にフラッと入って思わず目に留まったのが「運動脳の鍛え方」という本だ。
この「運動脳」という言葉は’70年代の雑誌ポパイや雑誌「ターザン」などで読んで、ずいぶん昔から筆者の頭には在ったが、こうした単行本のタイトル・メディアに「日本語」」として乗って具現化したのは初めて見た。motor brainとかエクササイズ・ブレインとかしないで「運動脳」と漢字で表記して「団塊世代」を狙ったのかな?
茂木氏がネタにしているのはこの本だ。以前スマホ脳で名をあげ、筆者もこのブログで今年1月28日に取り上げた項目の張本人だ。オリジナルをぜひ読んでみよう。
「団塊世代はスウェーデンの精神科医が書いた本「スマホ脳」に驚愕した。 Baby boomers were astonished by the "smartphone brain" written by a Swedish psychiatrist.」
http://yamasemiweb.blogspot.com/2023/01/baby-boomers-were-astonished-by.html
http://yamasemiweb.blogspot.com/2023/01/baby-boomers-were-astonished-by_29.html
筆者はとうの昔、10年も前にビジネスマンではないし、現役時代もエリートなど飛んでもなく遠い存在だった。
しかし、運動(運動脳とリンクしている意味ではなく)だけは学生時代の延長で、スキーのジャンプを含めて空を飛ぶ種目以外はありとあらゆるスポーツにチャレンジして楽しんだ。個人で記録や順位、勝ち負けを争う種目はほとんど無いが・・。これが理由で結果運動脳だけは少し他の人より発達してしまったかもしれない。
よく、「自慢してんじゃねーよ!」と言われるが、このブログでなぜそんなことを堂々と言えるのだお前は?と言われても良いように、経験したスポーツは一応列記することにしている。サッカーワールドカップやスノボ、スキー、アイスホッケーの世界クラスの大会の批評などをこのブログで何故できるかという理由にもなっている。
だからやっていない今回のバスケットWCに関しては何も言えない。コートに出ている間中フェイントと全力疾走を繰り返す種目、筆者には絶対無理だった。
やった事が全く無いわけではないが、サッカーやウインドサーフィン、スノーボードに比べて遥かに激しいスタミナと瞬発力のある種目、近いのはアイスホッケーくらいだろうか?やっていないから選手の立場でのモノが言えない。
中学校の校内スポーツ大会で、陸上をやっているクラスメートに大会3日前に勧められて走高跳に急遽出場。1m45㎝を飛び、校内で2位になった事で己が学業より運動体育の方が向いているんじゃないかと自覚したのが1963年だった。
それ以降、高校で陸上のハイジャンプ種目とバレーボール部、大学でサッカー(関東甲信越国公立系選手権優勝、神奈川県知事杯優勝(防衛大には負け知らず)、1971年和歌山国体代表権獲得)、VANでアイスホッケー・ヴァンガーズ左ウイング(東京都実業団2部・公式戦得点)。
個人レベルでは1964年からスキー、1990年からスノーボード、1997年からクロカンスキー、1980年からウインドサーフィン、1964年から潜水素モグリ魚突き。
1996年から週1で8~10㎞低速ランニング、これは現在まで続いている。
こうした経歴を見る限り、お前はロクにちゃんと仕事をしていなかったな?と言われても仕方がないと思う。事実その通りだから。
1日1万歩ペースでここ数年来ているのも、これら運動系の体質になってしまった自分のフィジカルは高齢になっても急に止めてはいけないと思っている。
理由の一つは、大学時代スポーツ万能だった先輩(国体出場レベル)が就職後急にスポーツをやめ若死にした事例を2件知ったからだった。
もう一つの理由は、体を動かして肉体疲労を感ずる方が日常的に体調が良いのと、朝の寝起きが非常に良いからだ。1日1万歩以上歩いた日、夕方走った日の夜は翌朝までトイレには一度も起きない。そうでない日には1度は起きる。体は正直だ。
この茂木健一郎氏の単行本にはとにかく歩くか走るか、運動をしろと出ている。それは間違いない。江戸時代の人間は1日2万歩程度歩くのは普通だった。それが今、交通・輸送手段が発達し、地方では1人1台の車、大都会にあってはエレベーター、エスカレーター、動く歩道・・・人間歩かなくなって久しい。
だから寝たきり老人が多い、杖を突く老人が多い。朝通勤ラッシュの後のバスに乗ってごらん?半分以上は歩行に障害のある方ばかりだ。
決して重たいカメラの入ったデイパックを背負って駅の階段を二段上がりしろとは言わない、せめて杖なしで、手すりなしで高齢者生活を送ってほしいと思う。
筆者はずいぶん前から朝は5時半に天窓の明るさで目が覚める。体内時計が安定しているのだろう、毎朝5分と違わない。目覚まし時計というものに頼った事が無い。
起きて5分で愛犬散歩に出る。顔は洗わない、なぜか小さいときから朝顔を洗って歯を磨く習慣が無い。逆に顔は1日数回時々洗い、歯は寝る前に磨く。
毎朝野菜サラダ(7~8種の野菜)を250g作って食べる。家人は誰も起きていない。
6時半にはパソコンの前に座ってこのブログを叩いたり、Facebook、Twitterをチェック。ネット記事の見出し一覧をチェック。
走るのはスポーツ系の医者の論理で夕方、夕食前、あるいは寝る前に走る。で、シャワーーを浴びて寝る。風呂にはよほどの事が無いと入らない。温泉は天敵に近い。温泉にゆっくり入って気分が良くなった経験が無い、逆は多い。体質的に合っていないのだろう。昔サウナに入って深呼吸して気絶したことがあった。
一部違う部分もあるが、茂木健一郎氏のこの本を読んだら非常に似ている部分があって驚かされた。
茂木氏やいい年して髪の毛金髪に染めている中野さんという人も「脳科学者」の看板を掲げている人って目立ちたがりなのだろうけれど、同じようなことをやっているというので親近感がわいた。
同じようなことは最近あちこちで書かれているようだ。
できれば大脳と小脳の役割の差とか、どちらが故障するとどうなるのかなど医学的な部分に関しての解説をお願いしたいところだが・・彼には無理なのかも。