木々の梢でメジロが長々と囀る中、少し太い大きな声で綺麗に鳴く野鳥を発見。都心では数年ぶりに珍しく出遭えたオオルリだった。キビタキも近くで声が聞こえた。いよいよ春から初夏への変換時期に成ったように思えるここ1週間だ。
オオルリ(夏鳥)は日本、特に東京では基本的に春秋の渡りの時期に通過する旅鳥だが、高尾山の奥など東京西部の山地では繁殖もしているようだ。
先日秋川渓谷へ行こうと武蔵五日市の駅で降りたら駅前でオオルリらしき声が聴こえたような気がする。
今回の都心の緑地でキビタキもオオルリに近いような行動をとっている気がする。以前東大の日光植物園で1つのフレームにオオルリとキビタキが入った経験がある。生態が似ているのではないだろうか?
しかし翌日も再び行ってみたが、もう声は聴こえなかった。午後から雨に成ったのでそれが判って移動したのかもしれないが、随分久しぶりに都心のオオルリだった。
尾羽を扇子状に広げてさかんにディスプレイしていた。
近くにメスが来ていたのかもしれないが姿は見えなかった。
昼間は盛んに鳴いていたが、午後に成って採餌に一生懸命のように見えた。
さかんに虫を捉えて同じようなエリアで飛び回っていた。
もうすでにこの手の虫が多い都心の森。
はっきりと大きな声で囀っていた。
フライングキャッチの素振りも時々見られた。
次の個体が通過するのはいつ頃だろう?連休明けに再び行ってみよう。