2022年5月8日日曜日

団塊世代は今、人間の生活がかって無いほどの大変化をする時ではないかと思っている。その4.「SNSの威力」 The baby-boomer generation now thinks it's time for the biggest changes in human life ever. Part 4 [Power of SNS]

  ウクライナのミサイルがロシアの黒海艦隊の旗艦とフリゲート艦の計2隻を撃破した。居所情報を西側の軍事衛星ベースの正確なものをNATO(米軍中心)から得ての事だという。

 更に世界中の民間・アマチュア、プロを問わずハッカーがウクライナを支援し、あらゆる情報をアノニマスなど国際ハッカー集団・集積システムに結集し、ウクライナ軍を支援しているという。その結果ロシア軍のすべての戦車の位置、補給路の現況が刻々とウクライナ軍参謀本部に届いているという。少ない戦力を効率よく投入できるので、これほど強い武器は無かろう?

 どんなに兵器の火力が強くても、第二次世界大戦当時から基本的な機能が変わらず、戦力も戦術も変わらず、なおかつ情報収集力と味方同士の連絡さえ敵に筒抜けのロシア軍。

 兵の士気の低さ、錬度の低さもあって勝つのは相当難しいと世界中のメディアが報じている。知らぬはプーチンだけなのだろう。

 これで5月9日の「戦勝記念日」のパレードにドローン攻撃を仕掛けて大混乱させれば、例え死者を出さない攪乱攻撃でもロシア軍・政府への心理的効果は大きいだろう。SNSドローン軍団はやりかねない。

 例えばあの東京オリンピックの開会式の際に国立競技場上空に数百機のドローンで立体表現をした手法でプーチンなりZのマークを見せ、それが破壊され崩れたように見せることで大きな効果が得られるのではないか?

 ロシア軍を大混乱させているその情報力は、ロシア人(軍関係・一般国民含む)1億人以上の個人所有スマホの登録名・番号・アドレス、SNS登録キーなどをハッキングで得て、個人あてにロシア軍が行っている残虐な行為を画像付き、その他確認可能なデータ付きで送っているという。まさに従来の戦車・ミサイル Vs Eメール・SNS+ドローンの戦いという過去に例を見ない戦いなのだ。

 かって太平洋戦争時、1940年頃、巨艦・巨砲が最優先の時代に、英国の戦艦プリンス・オブ・ウエールズと巡洋戦艦レパルスを日本の航空隊だけでマレー沖海域に沈めたショック以上の戦術・武器の常識変換時に今世界は差し掛かっているのではないだろうか?

 こういった情報の急速な変化に即反応しているのがいわゆるロシアのZ世代、ミレニアム世代後期の年齢層だという。

 ネットを使えない中高齢者たちは、プーチンのプロパガンダをTVその他旧メディアを通じて盲目的に信じるので、まだプーチン支持率は高いようだが、先は知れているとの情報もある。

 これは昨日このブログで紹介した、「情報をネットで知ってマスクを外すか、TV情報だけで周りを気遣って付けたまま同調圧力に忖度するか」の新旧2種類の情報源の差異で、2派のグループに分かれる日本の状況と全く同じに見える。

 TV中心の既存メディア vs ネットSNSの戦いがまさに今世界で進んでいると言って良い。

 これに関係しているのだろう、いまやGAFA(今後はFacebookがMetaに成ったのでGAMAか?)が世界各国それぞれの政府より強い情報・経済・軍事統率機能を持ってしまっている、今後はよほどこれに注視していかないとえらい事に成ると警鐘を鳴らす学者もいる。英語もろくにできない、ITスキルも低い人種で構成されている我が国の政府・議会・官僚などは、気が付いた時には遅すぎるというような状態になるのではないだろうか?非常に心配だ。

この記事は相当恐ろしい事実を予告している。既に予告ではないかも。読売5/6

 最近ラジオのFM放送やAM放送を聴いたことがあるだろうか?筆者は小学校時代からトランジスタラジオを通じて洋楽・ロック中心に楽しんできた。30歳代~50歳代までは数多い海外出張時に現地のFM放送などをエアチェックしてカセットテープに録音して来たものだ。友へのお土産もそのテープだったりすることが多かった。

 ハワイへ行けばKiKi,Kpoi,などオールディス中心の放送を、英国へ行けばBeatlesなどマージービート専門の番組、ニューヨークではJAZZのLiveなど、帰ってから大変喜ばれたものだ。現地でどれだけカセットテープや電池を買ったことか。

それぞれの国でテープを購入した。上からロンドン、サンフランシスコ、ミュンヘン。

多いときは20本以上録音して帰った。

何と、当時あのエディー・バウアーのカセットテープBAGがあったのだ。

 しかし、最近日本のFM局を選局していて驚かされた。音楽を流している曲がほとんどないのだ。ダイヤルを回していってもアナウンサーだかパーソナリティだかの雑談・お喋りばかり、これがいつまでも続くのだ。これには驚きを越えて腹が立ってきた。今やラジオのFM局なんで存在価値無いではないか?

 近いうちにAM放送がなくなるという。既にワイドFM周波数で76.1~94.9MHzをカヴァーするチューナーが増えている。そのワイド周波数帯で現在もAM放送局が聴けるという。

 一方AM放送がなくなるといってもNHKとAFN(旧FEN)は無くならないようだが・・・。筆者は随分前からAFNのネット放送(レガシーロックのサイト)をデスクトップの液晶画面に流しっぱなしで作業をしているが、自分が育った各時代を想い出せて結構心地よい。 https://afngo.net/radio/Legacy  流れる曲の音質などどうでも良い、昔のラジオの音質の方が懐かしさも増すのだ!

 若者たちはYoutubeなどで映像と曲を共に楽しむのだろうが、団塊世代的には映像無しで音楽だけ楽しむ癖が付いているので、七面倒くさい世の中になったと言わざるを得ない。「元祖ながら族」も今や形無しだ。ネットのラジコというサイトで日本中の放送をいつでも聴けるようにはなっているが・・・。団塊世代も外出中はだんだんスマホで何かをしなければならないようでちょっと嫌な気分だ。

 これと同じ事が新聞の世界にも既に始まっているという。既存メディアの雄「新聞」がSNSなどネット情報に勝てなくなって、完全に衰退を始めているという非常に興味ある記事が出ていた。

読売新聞5月6日記事

読売新聞5月6日記事

読売新聞5月6日記事

日本でも既に似たような状況になりつつあるのだろう。先は読めない・・・。