2024年9月6日金曜日

写真集「八代市の野鳥」最終項とあとがき。 The final section of the photo book “Birds of Yatsushiro City” and a postscript.

  9月に入り、住宅街をアゲハチョウその他蝶が飛び交っている。一番目に付くのがナミアゲハと言われる一番数が多いと思われる普通のアゲハチョウだ。

 オスが少し色薄く、黄色が強いのがメス。秋口に雄雌がもみ合うように飛んでいるのを良く見かける。昨年もそうだったが、中秋の名月と言われる9月の満月の頃沢山見かけるようだ。

 そのほかこの頃のチョウはまだ繁殖期なのかオスとメスがもつれ合って飛ぶ姿が目に付く。ナミアゲハだけではなくツマグロヒョウモンやその他のチョウも沢山目に付く。

 一方で、夏バテなのか蜘蛛の巣にひっかっかって早めに一生を終えるものも出てくる。

ナミアゲハの♂

上が♂、下が♀オスの方は尻尾が取れてしまっている。


後ろが♀、前が♂と思われる。いずれもコンデジで液晶観ながら撮影。

 秋口のアゲハは高速で飛ぶが、こういった絡み合いの際はもつれ合ってゆっくり地上付近まで下りてくるので、比較的撮影しやすいようだ。ぜひ一度お試しを!

こちらはツマグロヒョウモン、上が♂、下が♀


・・・で、「八代市の野鳥」最終項とスタッフ紹介、あとがきとなる。

最後はやはり不知火海を行くクロツラヘラサギで締めくくった。やはり「八代市の野鳥」とタイトルを付けたからには、八代でしか撮れない野鳥の生態をなるべく多く掲載したかった。
こういった感じの写真集なので、ノートリです!などと何処で撮ったか判らないドアップの画像を出すのは極力避けた。もちろん筆者の野鳥画像にノートリ!などは一切ない。

 右ページではこの写真集を編纂するにあたり、多大なご協力をいただいた方々もご紹介。

 あとがきには野鳥観察、野鳥撮影が如何に健康寿命を延ばすに効果があるかを実証例として書いてみた。

 今後、この写真集はオフセット印刷で数百冊のみ自費出版する予定。八代市内の小中高や図書館へ限定数贈呈することを考えている。自分が太田郷小学校在学中には八代市がこんなにも自然一杯な所だとは、先生も教えてくれなかったし知る由も無かった。

 その後、八代駅前の老舗珈琲店ミックさんでほんの一部限定で販売させて頂き、売り上げの大半を球磨川の自然保護活動に寄贈。同時に八代野鳥愛好会を通じて野鳥愛好者に同様の限定販売を考えている。こちらも売り上げの大半は八代野鳥愛好会へ寄付する予定。