史上空前の暑い七月が続いている。東京など首都圏はいわゆる猛暑日(最高35℃以上)が昨日7月27日で9日目を迎えた。筆者のいる三鷹市は東京都心より1~2℃は寒暖の差が激しいので実質40度を超えた日が数日ある。
気象庁の百葉箱と同じ地上1.5m日陰(風除けあり)で測定しての数値だが、この7月は3日ほど40℃を超えた日を記録した。
この暑さの中、日陰がまだ長い朝5時過ぎに毎朝愛犬散歩を行う中、ガビチョウの鳴き声が毎朝聴こえる様になった。しかも鳴き声が隣接するICU(=国際基督教大学)の森の中からではなく、住宅街から聞こえてくるのだ。
基本的にガビチョウは明るいところには出てこない。こんもりとした樹木の葉の中、藪の中にいることが多い。それが住宅街の塀を渡り歩き、時折庭におりて何かをしている様だ。これが単にガビチョウの生息エリアの境がクマゼミ同様北上してきたせいだけによるものなのか?考えあぐねている状況。
科学者たちは自然の動植物の生態変化を全て人間の仕業による地球温暖化が原因・・・と、何でもかんでもブラックボックス化した「地球温暖化」に放り込んでしまうが、これにすべて同調し丸呑みしてしまうのには筆者はいささか懐疑的だ。
もともと暖かい海で獲れていたブリが、昨年など北海道沿岸で豊漁というのも、この証拠の一部かもしれないが・・・。
確かにここ十数年、夏の暑さはとんでもない。氷を食べたり日陰で涼むだけでは暑さをしのげなくなっているのも確かだろう。しかし都市のヒートアイランド現象だけだという説もあるし・・。特に夕方の犬の散歩は道路の高温化で夜中にしかできなくなっている。
一方で真冬の寒さに大げさな毛皮や防寒具が必要なくなったことを考えると、全体的に気温が上がっているような気もする。しかし都市の暖房化が進んだため、寒風吹きすさぶ街中を歩くことが減ったから、防寒具の必要がなくなったような気もする。
メディアが単に昔から在る夕立を「ゲリラ豪雨」と大げさに騒ぐ様になり、人々も「何かとてつもない時代になったのかも?」と思ってしまう。今、日本人の常識はいい加減なメディアによってどうもいいように操られているような気がしてならない。
そんな「地球温暖化」の一つの証になってしまうのだろうか?ガビチョウが朝5時過ぎから三鷹の住宅街で囀りまくっているというご紹介。