2023年2月13日月曜日

何と!皇居のお堀でセグロカモメのコイ採餌場面に遭遇。 I was surprised ! The Herring gull catch carp in the moat of the Imperial Palace.

  これだけ野鳥に関して長年撮影を続けてきた筆者だが、今回遭遇した場面にはさすがに驚かされた。

 過去において、カモメのジョナサンではないが、カモメという種にはわりにずいぶん遭遇し撮影もできた。

 北海道の根室付近でオオセグロカモメ、セグロカモメ、シロカモメ。東京の不忍池でウミネコ、ユリカモメ、カモメ。九州の八代でズグロカモメ、ユリカモメなどなど。

 しかし、東京のど真ん中、皇居のお堀でセグロカモメが急降下ダイブして全身を一旦水中に沈めるほどのアタックでお堀に居るコイを捕え食べるシーンはさすがに今まで想像だにしなかった。さぞ皇居にお住いの方々も驚かれることだろう。

 空中からダイブして水中の魚を捕獲するのは、ヤマセミでさんざん観察し、撮影をしてきた。カワセミも同様だ。ミサゴが顔の前に足を延ばしてドボンして大きな魚を捕まえて飛び去るのもさんざん撮影した。

 しかし、カモメの足はヒレ足だ。ミサゴのように前後4本のカギ爪は持ち合わせていない。その場でお堀の中で食事している様が見て取れた。

 気の付いた点だけコメントを記すが、画像を観ていろいろ驚いていただければ幸いだ。カモメが大都会のど真ん中でこんな事するのを想像出来ただろうか?

 これだから自然の世界は面白い!

まずは遠くからこの場面を撮影出来たところから始まった。

高さ10mくらいの所を大きく旋回し、ホバリングしながら向きを徐々に変え

水面上1mほどの所から

頭を下げて

ダイブ!足が黄色くなくピンク色だ!

これだけの大きさの野鳥が全身を没するほどのダイブ、お堀では珍しかろう?

最初はウミネコか普通のカモメだとばかり思っていたが、首のあたりのごま塩が気になった。冬季にこういうごま塩に成るのはセグロカモメやオオセグロカモメの特徴だからだ。

どう考えても普段東京に数多く居るカモメではなかった。

画像を調べたら、2014年、2016年と北海道の道東に行った際のセグロカモメの仲間で間違いない事が判明。くちばしの赤班、ピンク色の足、この画像は落石漁港で夏季の撮影。

これも同様だが、こちらはオオセグロカモメ。背中が黒い。