昨日の早朝、いつもの愛犬散歩で朝7時前の三鷹市住宅街(どちらかというと小金井市に近い)エリアで「ピョーッ♪ピョーッ♪」という聴きなれたアオゲラ(=キツツキ)の声を間近で聴いた。
最初に聴いたのは「キョッ、キョッ♪」というキツツキ系独特の声だったので、犬のリードを持ったままピタッと足が止まり、聴き耳をそばだてた。次の瞬間大きな声で「ピョーッ♪」が聴こえたので体内のアドレナリンが瞬間沸騰してしまった。
我が家の愛犬ペロ(生後5年の黒柴メス)は毎朝ルーティンで6時半(冬季7時前・夏季は5時)日の出時に出る散歩の途中、ご主人様がコンデジで野鳥を撮る際はお座りをしてジーッと待っている。カラスの生態や野鳥の木の実採餌の時はわりに長時間それらを見上げながら撮影が終わるのを待ってくれている。長年の習慣だろう。
上空を飛ぶほとんどの野鳥に目をやり気にするが、こういう犬もあまりいないのではないか?
今日のブログは愛犬の話では無く、キツツキ、アオゲラの話だった。
その場所は住宅街のど真ん中の公園。50m×30mほどの公園だが樹が多い。7~8m以上の樹が15本も生えている。イチョウ(10m)、ケヤキ(12m)、松、その他は常緑広葉樹が殆ど。
木の葉が全部落ちたそのイチョウの樹のほぼ最上部にアオゲラが居た。声を聞いた時点で筆者はイチョウ迄10m離れていなかった。したがっていつものコンデジで撮影するにしても5mほど遠ざからねばならないほどだった。
細かい木の枝にさえぎられてなかなか全体像をとらえにくく、撮影開始には時間がかかった。ただこの個体は我が家のすぐ横の樹にも来る顔馴染みなので向こうも筆者の顔は認識していると思われる。野鳥は利口だ。撮影者も派手に動かねば警戒心は放物線(y=x2)のグラフで消えていく。
同時になかなか飛ばないのも判っていたので、植え込みの減りに腰を掛けて両手でコンデジを構えた。空抜けのアオゲラは下手をすれば単なるシルエットに成るので、コンデジながらマニュアルで露出・シャッタースピードを設定、二・三度試し撮りをして確認する余裕があったのは助かった。
この個体は高圧線鉄塔の鉄のスティに留まったり、コンクリ製の電柱に平気で留まるので変わり者であるのは間違いないが、珍しく高い樹に留まって鳴いてくれたので自然な雰囲気で撮れた。この先もしばらく楽しませてくれる気がする、頼むよ!