二日間降り続いた台風1号の影響による春雨がやっと上がった土曜の朝、再び2日前初めて行った秋川渓谷の乙津花の里付近に行ってみた。台風の影響で2日前でも既にピークを越えていた桜系は随分花びらを散らしていた。
本来は尊敬する写真家佐藤秀明さんの「あやしい探検隊(山岳部)メンバーと歩く、全部咲いてる‼春の秋川渓谷」という催事に参加予定だったのだが、家人の一人が他県の親類宅で新型コロナの濃厚接触者の疑い(2日後に無事放免)となり、家の仕事をしなければならず参加受付の期日を過ぎてしまい、残念ながら参加できなかったものなのだ。
ただ、2日前に小ぬか雨の中、2時間ほど滞在してその素晴らしさと現地の位置勘、土地勘を頭に入れられたので、再度個人で訪れる事にしたのだ。
それに、景色・花、もそうだがメインはやはり本業の野鳥になってしまうだろうという予測もあったので単独行がふさわしいとも思ったものだ。3日前の単独行はロケハンにもなった訳で行動に無駄は一切なかった。
ウイークエンド土日の2日間だけ走る「ホリデー快速あきかわ」を活用しようと思ったが、時は新緑の季節、高齢者の元気なグループで満員にちがいないと踏んで、ローカル乗り継ぎで武蔵五日市へ向かった。
バスも目的地別に言えば1時間に一本レベルの頻度だが、こちらの目的地はすべての方面へ行くバラバラのコースが必ず通る重要なハブポイントだ。しかしバスも便利ではあるものの、野鳥撮影に関して朝の時間は貴重なので珍しく街並みが消える辺りまでタクシーを使った。いわゆる時を金で買ったわけだ。
行きは鉄道の終着駅から乙津花の里(荷田子停留所)の半分までタクシーで移動⇒残りは歩き。帰りは桧原村役場付近から全コース歩きで武蔵五日市駅まで戻った。帰りは下り坂なので全然苦にならないが、さすが自宅に戻ったら足の指の間に一個豆ができていた。
しかし、その歩き効果はてき面だった。
想像されるとおり今回は、花・春風景だけではなく野鳥が主な目的。前回イカルとアオゲラ2羽に出遭えて撮れた歓びを再びということで欲張りな撮影行だった。
野鳥はウイークデーのメインなのでレポートの最後の回でご紹介、今日はとりあえず撮影行の様子とトピックをご紹介。