東京の秋川渓谷の奥、乙津花の里の撮影行で残しておいた野鳥偏をご紹介。とにかく公共交通機関利用で朝一に出かけると現場には朝7時ちょうど頃到着する。
この春、中一日で2度訪れた乙津花の里だったが、たった2日間で雨が降った影響なのか花の佇まいは随分劣化してしまっていた。もちろん百花繚乱で凄いのだが・・・。
中一日で訪れて二度とも同じ事をしていたら間抜けすぎる。当然全然違う視点からこの花の里を撮影したがメインの被写体である野鳥はツバメ以外出遭う対象がまるで変ってしまった。
一回目はバス停でバスを降りた途端、野鳥の囀りで谷は一杯だった。その声の主はイカル、キセキレイ、カワラヒワが主だったが、アオゲラの声が頻繁に聞こえたのは嬉しかった。
昔から繁殖期にアオゲラが出す声、「ピョーッ、ピョーッ!」の音階を気を付けながら真似するのが筆者のフィールドの癖だった。熊本市内の立田山、人吉の峠、野川流域、いずれでもこれをやるとアオゲラが近くに飛んでくる。
今回は何と2度も近づいてきてくれた。これは縄張りを荒らされたと思ってすっ飛んでくるのか?はたまた繁殖の相手を探して飛んでくるのか判らないが、詳しい事は鳥類学者さんにでも訊いてほしい。筆者は現象面だけ証拠画像と共に判断することにしている。
なおこれで近くに来る野鳥にアカショウビンがいる。これは人吉の山奥3か所で実体験確認済み。画像も存在する。
その他の野鳥とともに今日はご紹介・・・。
一度目の鳴真似ですぐ傍の樹にきてしばらくして飛び去った瞬間。
チクショー、騙された!と言ったかどうかは知らない。
上の2カットの20分後、谷の反対側の鳴き声に呼応してみたら、今度は遠くから飛んでくる姿を発見!
独特の飛び方ですぐにアオゲラと判明。これは幾度も飛翔シーンを収録した経験値から。
頭上を抜けて行って20m程離れた樹にランでキング。
バス停で降りてすぐ声が聞こえたのがこのキセキレイ。かなり数が多かった。
花の里と言えば、花鳥画に近い画像を撮りたいはず。今回はこれか?
桜の樹にお約束と言えばコゲラ。
賑やかな野鳥の声のもう一方の主はイカルだった。
ツバメも結構な数が飛び交っていた。
イワツバメも恐ろしいところに巣をかけて繁殖中だった。
何とイワツバメの巣はこの橋のワイヤーステイの付け根部分だった。
まずその1、は、1回目の訪問の際の野鳥偏。