九州を中心に西日本でしか見られない小型の野鳥にツリスガラと言う種類がいる。ウィキペディアによれば、昔は珍鳥だったらしい。
もともとは大陸性の野鳥で、その繁殖するための巣が木の枝に吊り下がったツボの様な形の巣なので、「吊り巣を営むカラ→ツリスガラ」との和名に成ったようだ。まだその巣は実際に見た事は無いが本で見ると地球上の生き物の巣とはとても思えない。宇宙の何処かから来たような気がする。
筆者は広告代理店の仕事の関係で熊本によく行くようになった2006年頃から、冬に成れば干拓地の野鳥を撮影するようになった。
熊本にお住いの野鳥観察の大先輩に葦原にいるこのツリスガラを教わってからは、毎年必ず観察することにしている。
今年は既に桜が咲き始めたので、葦原へ行ってももういないとは思うが、奇妙な顔をしているので見出したら、大概の方はハマると思う。
オオジュリンなどと一緒に葦の茎に居るカイガラムシなどを食べるため、葦原でパキパキ音をさせながら小群で移動を繰り返す。
関東に居てはまずお目にかからない西日本の野鳥だ。
20羽くらいの群れで行動することが多い様だ。3~4年前に群れで飛ぶ姿をアップした。