2021年3月12日金曜日

繁殖期の野鳥達、明治神宮編。Wild birds during the breeding season, report by case of Meiji Jingu.

  昨日は明治神宮の概要をアップしたが、ただ行って参拝するだけなら他にもっと詳しいレポートブログがあるだろうと思う。

 しかし、野鳥のレポートとなるとそうはいかない。それも単にこういうのが居ました・・程度のレポートはいくらでも他にあると思う。画像も綺麗で見やすいと思う。しかしこのブログは野鳥たちの生態に注目しているので、画像的にはピンボケ、的外れ、色々あるが視難い部分はご容赦願いたい。

 今日のレポートは、昨日入ってみた神宮の杜で拾った野鳥たちの繁殖期の生態・行動が推察できる画像だ。

 まずはカラスたちにモビングされるノスリ!

 カラスたちも既に繁殖期に入っており、盛んに木の枝を咥えて飛んでいる姿を見かける。更には隣の代々木公園側でカラスの集団が毎日のようにまとまってうるさく騒いでいる。時々この騒ぎが明治神宮の敷地内まで遠征してくる。

 御苑の南池から見える木々の梢越しに、時々カラスの群れが沸き上がって見える。一方でそのカラスの翼の残骸が森の周回道路上に落ちていた。羽一本とかではなく翼の一部がそのまま落ちていたので、猛禽類にやられ、食いちぎられたカラスの主翼の破片がそのまま落ちているのか、はたまたその後四つ足の動物に食いちぎられたのかは判らない。

 いずれにせよ弱肉強食の一部を生で現場で観察できるのも明治神宮の特徴だろう。

エナガも、群れで動くのを止めて、二羽のつがいで蜘蛛の巣を集めたり巣の素材を収集始めている様だ。

 ツグミも旅立つ前にミミズなど地べたから色々な採餌を始めている。今日のレポートはそうした野鳥たちの繁殖期への準備模様。






妙にメリハリの利いた色気のツグミが何か虫系を咥えていた。

こちらでは大きなミミズと2分ほど格闘して最後には咥えていた。

エナガが巣造り用の蜘蛛の巣を集めているのは既報の通り。

 御苑の中の路地奥をすかしてみたら、エナガが自分の巣作りの為だろう鳥の羽根を拾って咥えていた。周りにまとまって散らばった鳥の羽根を見ると、何かにやられたキジバトの様だ。これもオオタカもしくはノスリの仕業だろうか?

野鳥達は繁殖期に成ると注意力が散漫になる、撮影のチャンスだ!多分これはコゲラの巣穴ではなくアカゲラの巣穴と思われる10mほどの高い場所に掘られている、割と新しい様だ。