2016年12月8日木曜日

鮎漁師とヤマセミの共存関係 その2。 Coexistence relation between a sweetfish fisherman and a Crested kingfisher Part2.

 昨日のこのブログでご紹介した球磨川の鮎漁師の網干竿周辺でのヤマセミを中心とした野鳥たちの集う姿を今日は色々な角度からご紹介したいと思う。
 たまたま、今回の網干竿の在る場所は、漁師さんの川舟も舫ってあって漁師が居なくなると沢山の野鳥が集まって来る幸運な場所だったらしい。

 最初はその理由が判らなかったが、樋門が傍に在って支流の小川が流れ込む場所で、土砂も流れ込むため合流地点が浅瀬に成っており、小魚が集まる場所だったのだ。その小魚を餌とする水鳥系が多く集まるようだ。

 サギの仲間も、ヤマセミ、カワセミも魚を餌とする仲間だ。勿論鵜もその仲間だが、この時期このエリアには群れでは集まらず、単体で来ることが多い。
 そういう状況下、ヤマセミは一番利口なのか様子を見守るのか、その群れには入らず孤高の存在で網干竿の上に留まったままだ。

 刺し網漁が続いている間はなかなか集まってこないが、漁期が終わり網が無くなり、竹竿だけが残っている時期は、もう野鳥たちの天国だ。
 舫ってある船縁や竹竿からダイブして浅瀬の魚を採餌するシーンをいくらでも観察、撮影する事が出来よう。
漁が終わって網を干さなくなるとヤマセミは堂々と真ん中に留まるように成る。

竹竿が撤去されるまでの間、此のエリアを縄張りとするつがいの独壇場だ。

長い竿のてっぺんもお好みの場所で、不安定なのにわざわざ留まりに来る。

こちらをジーッと伺っている模様、こういう瞬間は動かない事が大事。

ヒドリガモの群れが下にやって来た。

今度はコサギの群れにダイサギ、アオサギがが混じって集合!

遂にはカワウも混じって来てヤマセミを入れて6種が集う動物園状態?
滅多にこういう場面には出遭えない、貴重な画像だと思う。