晴れた朝、自宅の2階から隣の大学キャンパスの高い樹の梢に留まったモズが採餌しているシーンを何度も観察できていたので望遠で狙ってみた。
北風が強く、梢の揺れでバランスを失いながら留まっているモズだったが、赤とんぼが風に乗って留まっているように見えたのが幸いした。
気が付いたら梢から急降下したモズが、下から急上昇して赤とんぼを咥えていた。モズのフライングキャッチ(=空中採餌)の様子は今まで幾度かブログアップしているが、今回ほど大きな獲物のキャッチシーンは少ない。ブッポウソウやノビタキの採餌シーンと異なって、単独行の多い野鳥の場合の撮影チャンスは少ない。それだけに自分でも驚いた。自宅のベランダから撮影できる環境にも感謝だ。
赤とんぼは真夏は涼しい高原や山岳地帯に避暑に出かけていて、涼しさと共に里に戻ってくるのだ。従ってここ数日赤とんぼが沢山武蔵野にも戻ってきている。勿論春先や真夏より赤くなっているので絵になる。
画面右からの強風で、後頭部の毛が逆立っている。
風上に向きを変えた瞬間、一瞬目が合ったような気もしたが違うと思う。
簡単な様だが、赤とんぼにピントを合わせるのは結構難しい!
風が強かったので多少救われたが、動くものの撮影の良い練習だった。
梢を離れたモズ!
撮影中は勿論赤とんぼを狙っていたなど判っていない。
ましてや咥えた場面など、撮影時ファインダーを通して判る訳もない。