2015年6月3日水曜日

ササゴイの採餌行動一部始終!Gulping behavior of Green-backed heron, all of the details!

 ササゴイの撒き餌・疑似餌による採餌行動は全国的に視られる行為ではあるが、決してササゴイがその方法だけで採餌する訳ではない事をしっかりと目撃・撮影した。しかしその経緯の途中で一度草をちぎって咥え、水面に落とそうとした場面もしっかりと撮影できた。
 今回のササゴイは当初水面ギリギリに頭を出しているフラットな小岩に乗って水面ギリギリに上がってくる魚を待っていた。しかしその後岸壁というか玉石の連なる急傾斜の護岸堤防を器用(~でもないが)に移動しながら数か所でハンティングを試みていた。

 こちらは、ゆっくりと50m程の距離を保ちつつ、撮影しながら観察を続けた。おりしも梅雨入り宣言の日の朝、ものすごい湿度だったろうと思う、汗が次から次へと吹き出てくる環境での撮影だった。天から落ちてくるだろう雨粒を予想しながら三脚と大型レンズを抱えて徐々に移動する姿を視て早朝のウォーキングに来られた方々は「一体何なんだろう?」と訝しがられたのではないだろうか?

 いろいろなシーンを撮影できたが、もったいぶらずにいきなりハイライト!シーンを掲載してしまおう。明日早朝は梅雨入りして以来、数少ない晴れの日なので早朝から外に出るため、ブログのアップは前の晩の今という事になる。
 
今日の主役は完全にこのササゴイ。目いっぱい背伸びして何かに対して大きく見せているのか?

地道に玉石の護岸堤防壁を移動していく。

この様な石板の様な護岸でも平気でバランスを取る。

更に苔がびっしりで滑りそうでも平気でゆっくり進んでいく、動きはカメレオンに近い?

待つこと約15分、突然ダイブした!

拡大すると突っ込んだ首の先の水中に魚が見える。

見事に外したのだ!オイカワらしき魚がパニクリながら水面へ飛んで出てきた!

すぐにササゴイは逃がした獲物の飛んだ方向に反応している。

水面に落ちるか否かを見て既に頭だけが動き始めている。

落ちた水面を確認しつつササゴイはジャンプ開始!

忍者のように羽を広げて水面を歩くように獲物ににじり寄る。

しかし、時すでに遅く難を逃れたオイカワは逃げ果せてしまった後だった。

しょうがない、後ろ髪をひかれながら去っていくササゴイ。

飛びながら「チクショー!」と言っているように見えたこの仕草!何なんだろう?

彼(彼女?)の名誉のために報告しておくが、ほんの5分後、こちらがもたもたしている内にしっかりと岩の上から採餌に成功した。撮影は間に合わなかったが最後の呑み込むところを確認した。
これが最初のステージ。このあと色々とパフォーマンスを見せてくれたのだった。