もし、このブログからこのサイトを訪問頂いた方は是非本体のWEBサイトにも立ち寄って数多くのヤマセミの生態画像をご覧になって頂きたいと思う。
本体のYAMASEMI WEBへの入り口はこちら http://yamasemi.org/
しかし日本国内にあまた在る諸先輩方のヤマセミの写真ブログとはいささかその性格を異にしている。4年前初めてヤマセミを視た時には、ヤマセミを発見出来ればすぐさま明治維新時に活躍したガットリング機関銃のごとく連写(連射ではない)しまくったものだ。それほど出遭い難いヤマセミと云う野鳥に餓えていたのだと思う。今思い出すと顔が赤くなる。
しかし、人吉で活躍中の大先輩古江之人氏の過去の素晴らしいヤマセミ画像を拝見して良く撮影時の話を伺って「ヤマセミが居たから撮った、撮れた、良かった!」だけのレベルではヤマセミを本当に写した事にはならないと悟ったのだった。それほど古江氏の画像にはヤマセミの生態の面白さ、迫力が有った。どんなに有名な写真家の値段の張る写真集にも無いリアルな自然体でのヤマセミが写っていた。しかも1羽だけの画像より2羽・3羽居る画像を観た時には完全に打ちのめされた。
このショックを持ったまま、一旦東京に戻り全国のヤマセミ・サイトをくまなく閲覧。古江式のヤマセミ生態写真を撮るにはどうしたら良いかを考えた。結果はヤマセミの生態・行動を出来るだけ詳細に観察する事がまず先決だと思った。「居た!サー撮ろう!」ではなく「居た!そうだろう、この個体はつがいか、若鳥でまだ単独か、テリトリーは何処から何処までだろうか?癖は?採餌のパターンは?羽根休めの場所は何か所で何処か?」これをじっくり調べた後、撮影に入る事にした。最近はこれにその個体を驚かさないよう、こちらを認識させ警戒心を解く努力をする事にしている。
警戒心の強さでは野鳥界でもトップクラスのヤマセミも、慣れれば警戒心を解くという話は、人吉の温泉町にお住いの祝 幸江さんも私以上に日々体験されているので間違いない。勿論そうなるには注意深い行動と日数が掛かるのは言うまでもない。
This blog is only one part of the Crested kingfisher's special web site. I started this blog since May 15th this year. If you would like to see more crested kingfishers photos, please check this URL. http://yamasemi.org/
球磨川本流で撮影のヤマセミ、羽根の先端を良く水面にこすってギリギリを飛ぶことが多い。
強風時のフライトは風上側をこのように立てたまま飛ぶことがある。
どの様なターンの最中でも頭の向き、上下はシッカリと地球に対して垂直だ。
飛び出しの瞬間だけこのように足をだらりと下に下げることが有るが、普通はあっという間に両足は胴体に密着させ格納する様に見える。
ヤマセミを撮影される方は必ず着地のこの場面を好んで撮影されるようだ。このシーンで羽根の裏を見れば、オスかメスか一発で判る事は言うまでもない。