今回の出来事の始まりは川辺川の大きな岩にヤマセミがごく普通に一羽留まっていたところから始まっている。其処へカラスが正面からやって来て岩の対面に留まった。次の瞬間ヤマセミがパッと飛び立った直後にカラスが追いかけはじめた・・・これが全ての始まりだった。
岩にカラスが来た時にヤマセミが何か言ったのか?あるいはカラスが何かを話しかけたのをヤマセミが無視したのか?理由はもちろん全然判らないがカラスが何らかの理由でヤマセミに腹を立てたらしいことはその後のカラスの行動で判るような気がする。以前にも万江川の架線上でカラスがヤマセミににじり寄って何かをしようとしている場面でヤマセミが真上の空を見てシカトしている場面を撮影しているので、基本的にヤマセミがカラスを嫌いなのだろうという事は想像できる。このシーンも今年出版したヤマセミの写真集に掲載した。
同時にYAMASEMI WEBのギャアラリーページのヤマセミの画像集や以前のこのブログにも出ている通り球磨川本流でカラスに追われたヤマセミの姿でそれらは容易に想像できよう。しかしほとんどの場合追われているのがヤマセミのメスであるのは単なる偶然だろうか?疑問が残っている。
岩に留まっているヤマセミの向こうからカラスがやって来た。
羽根を広げてヤマセミに対峙する様に留まった。
ほんの間をおいてヤマセミが飛び去った。
次の瞬間カラスがヤマセミの後を追い始めた。
その距離は2~2.5m程度か。
カラスが徐々にヤマセミのメスに追いつきつつある・・・。
次の瞬間ヤマセミは水中にダイブ!
カラスは空中でブレーキを掛けるも、ヤマセミは既に反転してこちら側を向いている。
カラスはまだ慣性モーメントでそのままの方向を維持しているがヤマセミは離水して羽ばたいている。
この段階でカラスとヤマセミは真反対方向へ離れつつある。これが後ろからの画像。