アカアシシギは一目で判別できるほど赤い足をしている。日本への飛来数はさほど多くないようだが関東近辺での目撃数が割にあるのは、其れだけ注目しているバードウォッチャー数が多いからだろう。北海道の根室附近の野付半島、根室湾内の風連湖やその一帯の湿原寸前の湖沼地帯で繁殖しているようだ。ヒグマも多い地区なので観察は大変な場所だ。
沖縄の那覇市・漫湖での撮影はクロツラヘラサギ観察のついでに出来たもの。この漫湖は湖ではなく汽水域でど真ん中に大きな道路橋(とよみ大橋)が掛かっていてその上から野鳥を撮影するのに適している。冬季(12月~2月)に行けばクロツラヘラサギ以外にも、ダイシャクシギ、ムナグロ、アカアシシギ、キアシシギ、ギンムクドリなどが視られる。マングローブの群生の上に羽根を休める珍しい姿は他の地域では撮影できないだろう。しかし真冬の北西風はものすごく強く、吹きさらしの橋の上での長時間の観察・撮影には雪山に行くような防寒具が必要。
この場所には那覇空港からのモノレールで奥武山公園駅で下車、徒歩15分程度で目的の橋に着くがその橋への途中でもギンムクドリやシロガシラなど沖縄ならではの野鳥に出遭える。出来れば干潮時ではなく満潮時がお勧め。
Common Redshank at Naha city of Okinawa Pref.
沖縄市内漫湖でのアカアシシギ。真冬1月の昼11時頃。
Same as above.
汐がだんだん満ちてくる時間の採餌行動。
Same as above.
同上の画像続編。
Same as above.
この日は8羽を確認できた。この場所からはダイシャクシギ、ムナグロ、クロツラヘラサギ、キアシシギなども撮影した。