この影響だろうか、武蔵野の野川は西武多摩川線付近で完全に干上がり始めている。崖から湧いた水系の流れ込みが消えたため、野川は部分部分で寸断されてしまい、所々川床が丸見え状態だ。長い部分では干上がりが100m以上続く。
今回は筆者が歩いていると、ある場所に差し掛かった所、まずダイサギが飛来し、次にアオサギが飛来し、最後にコサギが同じ場所に飛来した。合計3羽、各種1羽づつだった。
何故同じ所に来るのだろうと思っていたら、上流と下流が干上がり水溜りのように成った30m程のスペースに来たのだった。閉じ込められた魚が沢山居るからだろうと推察した。
閉じ込められた魚にとっては地獄だが、サギ達にとっては採餌天国!御馳走の山って訳だ。
呉越同舟、三種類のサギが並んで採餌に没頭するという、滅多に出遭えないシーンを暫くの間観察したのだった。
干上がった川床に降りて、しゃがんで撮るとこういう絵が撮れる。
仲良く並んで足を動かし小魚を追い出していた。
大きな体に似つかぬ小魚だが観察中に10匹以上食べていた。
後ろのコサギの羨ましそうな鋭い眼が気になる。
時には変な人工物を拾って投げ捨てていた。