昨シーズンもこの八代市の金剛干拓で20羽ほどの群れに遭遇している。今回の群れも同じ個体達だろうか?
この混合エリアでは水気の多い休耕田のような所で採餌する事が多いのだが、今回の様に水面に己の姿が映るように水を張った場所での採餌行動を視たのは初めてだった。
様子を見ると、小川で真冬にコサギが水底の足を震わせて獲物を驚かせ動かせて採餌するシーンを良く視ると思うが、それと全く同じことをやっていた。ただ泥や田にくちばしを突っ込んで採餌するだけではなく知恵を使っているのを知って勉強になった。但し目はこちらをしっかりと見て警戒はせずとも用心はしていた。動画も見て頂けると良く判るだろう。
https://www.youtube.com/watch?v=lqUKNkbp9jw
こうして突っ立っているように見えても片方の足を水底で動かしている。きっと頭の中で水中の獲物を感じ取っているに違いない。
その昔、子供の頃カン蹴り等の遊びで壁や大きな樹の幹に向かって「鬼」が「だるまさんがころんだ」と数を数えている間にスススッと鬼に近づく遊びをやったが、その動きにこのタゲリが似ていると思えてしかたが無い。数歩動くとじーっと留まって辺りの様子を伺う。何とも楽しい野鳥だ。