100頁に及ぶ「八代市の野鳥」写真集、入校終わった。デスクワークが続いたので久しぶりに都心の小石川東大植物園に入ってみた。
鈍った体のリハビリと頭の中を空っぽにするため。入稿終わったにもかかわらず、夢の中に間違ったページを入れて校正しなかったという嫌な場面が幾度も出てくるので・・・。
地下鉄大江戸線の春日の駅から日曜日の文京区の街中を歩いていくのだが・・・。
年間パスを見せてゲートを入り、野鳥の存在には全然期待せず、昆虫と植物に焦点を合わせて歩き出したが、吹き出す汗に参った!午後1時の炎天下だ、大体行く方がおかしいのは判っているが、こういう時の自然を知っておくのもよかろうと、あえて冒険をしてみた。
まず目に入ったのが芭蕉、芭蕉には花芭蕉(赤い花が咲く)、葉芭蕉(芭蕉布の糸を採る)、実芭蕉(バナナ)があるはずだが、コレは実芭蕉なのだろうか?立札にはただ{芭蕉}としか出ていなかった。
そういえば、田中一村の展覧会があるんだった、行かねば!
次に池まわりを進んだが、オオシオカラトンボだらけ、セミを手掴みするのが好きな(地元野川では子供達からセミ爺と言われている)筆者はこのトンボを手掴みしてみた。意外にすぐ捕れたが、飛んでいる時を捕ったのではない。
何故かこの植物園にはこの種が多い。それもある池にだけかたまって・・。
このほか別の大きな池周辺では、オオヤマトンボ、電気トンボ(コシアキトンボ)が舞っていたが、明治神宮の南池ほど数は多くなかった。水連など水中植物が少ないせいだろうか?
この手は明治神宮の御苑の南池に多い。此処では初めて観た。
縄張り争いをしていた。都内では上野不忍池に沢山いる。
あと、赤とんぼも飛んでいたが、なぜか尻尾を下げて腰曲がりの状態で飛んでいた。理由は判らないがきちんとピントを合わせて撮影できなかったのが残念。
尻尾を下げて飛ぶ赤とんぼ、暑さのせいなのか?こういう飛び方をする種なのか?
一方で植物は今年何処でもそうだろうが暑さのせいで皆丈が大きい!高さ3mを超えるヒマワリも出現した。
実質4m近いのではないだろうか?ウインドサーフィンのセイルのマストに近い。
一方花壇では・・。
オミナエシ
ワレモコウ(これでもバラ科)
季節的に秋の植物ではないのか?と思われるようなオミナエシ、ワレモコウがすでに咲いている。この分では今年も稲(=お米)の収穫も大変なことになっているのではないだろうか?1993年のコメ不足を想い出してしまった。
野鳥は真昼間なのでスズメの幼鳥やヒヨドリばかり、しかし針葉樹林のあたりで猛禽類と思われる後姿を二度目視、撮れないが何か居る!
上空を飛ぶ猛禽類を一瞬目撃、写真に撮れたのは暑さのせいか口を開けて飛ぶカワウだけだった。