2023年9月16日土曜日

団塊世代は最近の転職登録会社のTVコマーシャルを憂える! Baby boomers are worried about recent TV commercials for job change registration companies!

  またぞろ新型コロナ感染が拡大しているという。それも新しい株で。しかし統計の数値は出ているものの、相も変わらずメディアを通じて恐怖心を煽るだけで確固たる対策ができているわけではない。

 重症者がもともとの持病を悪化させて重症なのか、まったく健康なのに感染して重症なのかの説明が一切ないのは以前と変わっていない。数値で「大変だ!」と恐怖心を煽るだけ。

 恐怖心を煽った結果、ワクチン投与へ再び怖がる国民を誘導しようとしている。
「ワクチン追加接種は新しい株にも効果が期待できる・・」などという何の保証もないいいかげんな誘い文句で。エビデンス(=医学的証拠)もないいい加減な説明で。

 これじゃシジミのサプリの広告にある「昔からシジミって体に良いって言うじゃない?」より酷い誘い文句だと思う。

 効果が出なかった場合の責任や、接種死や酷い長期的副反応に関しても相変わらず一切責任を取ろうとしない。

 ワクチン後遺症や、ワクチン投与死亡者の原因究明や事後処置もろくに行わず、良く追加接種を推奨すると呆れかえってしまう。高齢者の筆者も今しばらく様子を注視したい。


 筆者はテレビを見るのはNHKのニュースとドキュメンタリーや自然系番組がほとんどなので、TVコマーシャルはあまりよく知らない。

 元広告代理店勤務なのに変わっているかもしれない。しかし、現役時代TVコマーシャルを作った事が無いので興味が無いのかもしれない。

 そもそもTVコマーシャルなんて頭から信用していないし、現物も確かめず、そんなもの見て買おうと思う消費行動は昔から(=広告代理店に入る前)恥ずかしい・情けないと思っているから・・。

 厳しい見方かもしれないが、今や世の中でお店に並んでいる物って、買う時だけの感激・喜び・満足感で、家へ持って帰った途端、ゴミになるようなモノばかりな気がする。食料以外は・・・。

 そんなTVコマーシャルの最近気になるものに「ビズリーチ!」だの「マイナビ」だの転職請負・人材登録会社のようなものが多いのが気になっている。



はたして、仕事はまず電話の受け答えから・・と教える処はあるだろうか?

 まるで「登録していないのなんて遅れてるよアンタは!・・」というノリで日本人特有の優越感くすぐり、乗り遅れを嫌う国民性を煽っている。

 これって、日本人特有の「アンタ、あの話題の映画観た?、私はもう先週観たよ、あんたオクレテんね?」。あるいは「もう万博行った?えっ?まだなの、ふ~ん」と勝ち誇ったように喜ぶいやらしい性格をくすぐる方式と同じだ。 

 筆者は世に出て最初の会社が倒産して潰れた。二番目の外資系の会社はドイツ人のやっていることに良心がとがめて辞めた。3つ目の銀座の広告代理店は順調だったが、世の中の人材不足の流れの中で大きな広告代理店の誘いに乗った。つまり3回転職、4つの会社に勤めた。 

 外資系の1社を除いて3か所は決して給与や待遇に不満があって転職した訳ではない。仕事は自分で面白くしていくタイプだから、自分でよく吟味した仕事内容・会社に不満は生まれない。

 実は、最後の大手広告代理店時代・在職25年の間に6回も外部のエージェントさんから転職の勧めを受けた。より大きな会社もあったし、メーカーもあった。外資が半分だった。外資など給料が倍だった。

 しかし仕事が面白く、給与などあまり気にしていないので、どれもすぐに「興味がない」とお引き取り願った。転職あっせん会社の人種はまっとうな仕事に喜びを感じている人間の現状が解っていない。待遇が良くなれば興味を示すと思い込んでいる節がある。

 筆者は昔から自分の能力を生かせないとか、環境(=勤め先)への分不相応な考えも持たなかったし、己の能力を過大評価したりもしなかった。

 だから、最近TVの転職を軽く勧める人材登録会社の広告が気になって仕方がない。

 筆者思うに、転職あっせん会社に人材登録するなんて、よっぽど自分に自信がありすぎる自意識過剰(=もちろん錯覚)か、うぬぼれや屋さんなのか、はたまた転職の先に控えているリスクや危機を予測できないノー天気な奴だと思う。

 実際に人材を欲している企業側も、本気でこんなシステムで応募してくる輩が使い物になるとでも思っているのだろうか?

 あるジャンルの専門知識不要の人事関係や総務関連の事務員だとか、コンビニの売り子さんなら分かるが、社の運命を変えるような人材がこんなシステムで得られると思っているのだろうか?

 筆者は小学校4か所、中学校2か所を経験して大きくなった。環境の変化に対応できるだけの経験を積んできたからこそ社会人になって環境(=職場・会社)が変わっても全然平気だったのだ。

 ほとんどの人はそういう環境で大きくなっていないから、「転職」というものの大変さを知らない。昔から転職といえば「転職バッタ」と言われるように、だんだん小さなレベルの低い会社に移って行ってしまうのがオチだといわれている。

 TVコマーシャルに乗って、己を見失い、自分を過大評価をして人生を間違わないようにしてほしい、団塊爺は切にそう願う。

 今日はパソコンの引っ越しなので調整に時間と手間がかかる場合は明日のブログはお休みするかもしれない。